レッドブルが主催する『レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ』が2019年シーズンをもって終了となることを受けて、2017年のチャンピオンである日本人パイロットの室屋義秀がコメントを発表した。
先日、レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップが2019年シーズン限りで終了となることが明らかになった。
これ受けて、2017年のチャンピオンである室屋は、「今シーズンは全4戦に変更となったので、チャンピオンシップの年間戦略を修正しながら、現在のリーディングポジションを維持できるよう全力を尽くしていきます」とコメントした。
「9月までの短期決戦となりましたので、他のことは考えず100%レースに集中していきます」
「スポーツ選手とは、設定されたルールや与えられた条件の中において、その能力の限界に挑戦する存在だと考えます。その挑戦の過程により、新たな未来が創造されていくと考えています」
また今シーズンの最終戦となっている千葉大会を主催するレッドブル・エアレース・ジャパン実行委員会も、以下のように述べている。
「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップのなかでも千葉大会は最大規模の動員数を誇り、多くのモータースポーツファンの興味関心を惹きつける一大イベントです。千葉大会にはさらなる可能性があったため今回の発表は非常に残念です」
「レッドブル・エアレース最後のレースが有終の美を飾れるようにレッドブル・エアレース・ジャパン実行委員会は邁進して参ります。皆さま是非千葉大会にお越し下さい」
2003年に始まったレッドブル・エアレースは、これまでに90以上のレースを開催してきた。しかしながらレッドブルが世界中で開催している他のイベントと同レベルの関心を得ることができず、今シーズン限りでシリーズを終了すると発表された。
2019年シーズンの残りのレースは、6月15日(土)、16(日)の カザン(ロシア)、7月13日(土)、14日(日)のバラトン湖(ハンガリー)、そして9月7日(土)、8日(日)に千葉で行われる最終戦となっている。