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『家族にサルーテ!』本編映像公開 ヤマザキマリのイラスト&著名人絶賛コメントも

2019年05月30日 15:01  リアルサウンド

リアルサウンド

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 イタリア映画『家族にサルーテ!イスキア島は大騒動』より、本編映像、ヤマザキマリのイラスト、そして著名人の絶賛コメントが公開された。


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 ウィル・スミス主演『幸せのちから』などのガブリエレ・ムッチーノ監督最新作となる本作は、『はじまりは5つ星ホテルから』のステファノ・アコルシ、『修道士は沈黙する』のピエルフランチェスコ・ファビーノ、『暗殺の森』のステファニア・サンドレッリ、『8 1/2』のサンドラ・ミーロらが集結したイタリアン・コメディ。結婚50周年の金婚式を迎えたピエトロ&アルバ夫妻を祝うためにイスキア島に集まった親戚一同19名が、次第に本音と秘密を明らかにしていく模様を描く。


 公開された本編映像は、親戚一同19名がイタリアのイスキア島に集まり、久しぶりに顔を揃えたファミリーの楽しい食事会のシーン。母親のアルバが「私と夫のために皆が揃ってくれたのは、本当に大切なことなの。皆に感謝してるわ。ありがとう」と挨拶をすると、「夫婦バンザイ!」との掛け声の中大きな拍手が湧き上がる。曇りのない笑顔で食卓を囲む面々。しかしこの後フェリーの欠航で足止めされることにより、親戚一同に何かが起こる。


 漫画家のヤマザキマリは、本作を観てコメントとイラストを寄稿。「すてきなすてきなイタリア家族」とタイトルがついたイラストでは、イタリア人の夫を持つ、ヤマザキならではの辛辣な“イタリア家族”のエピソードが描かれている。


 さらに、本作をいち早く鑑賞した各界著名人よりコメントも寄せられた。


■コメント
●渡辺えり(劇作家・演出家・女優)
人生はやり直しがきく。しかし、それを決めるのは自分自身。
恋の始まりと終わり。永久に続く愛。
役者陣の素晴らしい演技と監督に参った。


●峰竜太(俳優)
家族って、いろいろ大変です。
家族が多いほど、喜びも、悲しみも大きい。
悲しみを、大勢の力で解決できる。
愛情、絆が深まる! 家族っていいな。


●パンツェッタ・ジローラモ(LEON専属モデル/タレント)
これはドラマチックなイタリア版『マンマ・ミーア!』だ。
ハッピーエンドと言うには複雑なラストだが、それぞれがピュアな心で、前に進んでいく「やり直し」の物語。


●江原啓之(スピリチュアリスト・オペラ歌手)
ふつうに生きたいという息子に、ふつうの人生なんてないわと母。
これってコメディ?ヒーリングムービーです! でも人生ってコメディですね!


●内館牧子(脚本家)
色々とわけありの息子が疲れて、母に「普通に生きたいんだ」と言う。すると母は「普通の人生なんてないわ」と答える。世の中、すべての人々の人生はそうなのだ。このセリフ一言が、この優れたコメディの核心だと思う。


●森公美子(歌手)
やばい!あと3日船が来なかったら、アガサ・クリスティのような展開になっていたかもしれない。
イタリアの家族愛に殺意を感じたり、初々しい愛を見たり、美しい海と空のもと起こる出来事から目を離せなかった。


●石丸謙二郎(俳優)
家族って不思議だ。
楽しいけれど面倒な存在。嬉しいけれど憎たらしい存在。
家族であるということは、奇跡なのかもしれない。


●貴城けい(元宝塚トップスター)
とにかくカオス!
ありとあらゆる愛のカオス!
みんな愛にすがって、もがいている。
普通の人生なんてない!!


●片岡亀蔵(歌舞伎役者)
嘘で固めた家族。全てをぶちまけた家族。いがみ合う家族。壊れている家族。愛を見つけた家族。そんなステキな家族に乾杯!


●北村道子(スタイリスト)
イタリア人の性格を見事に表現している俳優達が素晴らしい。


●滝澤麻衣(ワイナート編集部)
食べることに情熱を注ぎ、
飲み歌うことに夢中になり、
愛することに身を焦がす。
嫉妬するほど人生を謳歌するイタリア人がうらやましい!


●青野賢一(ビームス創造研究所クリエイティブディレクター/文筆家)
誰もがそれぞれのドラマ=問題を抱え、嘆き、泣き、怒り、罵り合う。大人たちのそんな人生模様を、若き2人が冷静に眺めるところに絶妙なリアリティが漂う。日差しに映えるリアルなイタリアン・ファッションも注目だ。


(リアルサウンド編集部)