映画『Daughters』が2020年秋に公開予定であることがわかった。
東京・中目黒を舞台に、ルームシェア生活を送る2人の女性の物語を描く同作。父親のわからない子を妊娠し、シングルマザーになることを決意した清川彩乃と、戸惑いながらも彩乃を支える堤小春が、友情や仕事、家族と向き合う姿が映し出される。
堤小春役に主演作『ダンスウィズミー』の公開を控える三吉彩花、清川彩乃役に『狐狼の血』『サムライマラソン』などの阿部純子がキャスティング。監督と脚本をファッションブランドのコレクションやイベントの演出、映像を手掛ける津田肇が務める。津田が長編作品を制作するのは同作が初。
主演の三吉彩花は作品について「脚本を読ませていただいたとき、曖昧さと明確が紙一重になっていて、静かな気の流れの中にも張り詰める緊張感や危うさ儚さ、そして希望を抱く強さなど様々な感情が湧き出る作品になっているなと思いました」とコメント。阿部純子は「ひとりの女性が、母親になってゆく…そのプロセスを四季折々の美しさを織り交ぜて綴られる物語です。働きながら子どもを持つむずかしさや葛藤。母親になるとは?という疑問に対して、わたし自身も真っさらな気持ちで向き合いたいと思っています」と意気込みを語っている。
また津田監督は「この先、季節とともに移り変わる彼女たちを余すことなく焼き付けたいです」と述べている。
劇中では約10か月の物語が描かれ、撮影は約1年かけて行なわれる予定。春の場面はすでに収録済みで、6月上旬と10月下旬に撮影が再開予定とのこと。
■三吉彩花のコメント
今作の脚本を読ませていただいたとき、曖昧さと明確が紙一重になっていて、静かな気の流れの中にも張り詰める緊張感や危うさ儚さ、そして希望を抱く強さなど様々な感情が湧き出る作品になっているなと思いました。今まで当たり前だった生活がある出来事により当たり前ではなくなるかもしれない。その繊細な空気感を五感を研ぎ澄ませて演じきりたいです。
■阿部純子のコメント
今回、彩乃役で出演することになりました。ひとりの女性が、母親になってゆく…そのプロセスを四季折々の美しさを織り交ぜて綴られる物語です。働きながら子どもを持つむずかしさや葛藤。母親になるとは?という疑問に対して、わたし自身も真っさらな気持ちで向き合いたいと思っています。共演させて頂くことになった三吉彩花さんと二人三脚で、この作品に取り組めたら嬉しいです。
■津田肇監督のコメント
美しい二人の晴々しい空気感。この先、季節とともに移り変わる彼女たちを余すことなく焼き付けたいです。