トップへ

新海誠『天気の子』声優陣に小栗旬、本田翼ら RADWIMPS曲使用の新映像も

2019年05月29日 21:50  CINRA.NET

CINRA.NET

『天気の子』晴ポスタービジュアル ©2019「天気の子」製作委員会
新海誠監督の新作アニメーション映画『天気の子』の追加キャストと新映像、ポスタービジュアルが公開された。

7月19日から公開される『天気の子』は、天候の調和が狂っていく時代を舞台に、運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を「選択」する姿を描く物語。離島から家出して東京のオカルト雑誌の編集プロダクションに住み込みで働く高校生の森嶋帆高が、「祈る」ことで空を晴れにできる不思議な能力を持つ少女・天野陽菜と出会う、というあらすじだ。帆高役の声を醍醐虎汰朗、小学生の弟と2人だけで暮らす陽菜の声を森七菜が演じ、劇伴と主題歌をRADWIMPSが手掛ける。

出演が明らかになった声優陣は、小栗旬、本田翼、倍賞千恵子、吉柳咲良、平泉成、梶裕貴。

小栗旬が帆高を雇うライター須賀圭介を演じるほか、須賀の事務所で働く女子大生の夏美役に本田翼、帆高と陽菜にある依頼をする老婦人・冨美役に倍賞千恵子、陽菜の弟・天野凪役に吉柳咲良、都内で起きた事件の行方を追う老刑事・安井役に平泉成、安井の相棒・高井役に梶裕貴がキャスティングされている。

新海誠監督は、キャストについて「人間がどうしても取り繕えないものが、声だと思います。喋る内容はもちろん、声質、息づかい、言い淀み、語尾、すべてにその人そのものが避けようもなく滲み出てしまう。須賀役を小栗さんに、夏美役を翼さんにお願いしたのは、だからです。彼らの声がキャラクターにはっきりとした血肉と心を与えてくれているアフレコの過程を、わくわくしながら楽しんでいます」とコメント。

小栗旬は自身の役について「“須賀圭介”という役は、そのままで演じられるような、僕の等身大にとても近いキャラクターで、彼には共感できる部分がいっぱいあるので、この出会いはとても嬉しいです」、本田翼は「私が演じさせていただく“夏美”についても生き生きとした女の子にしていきたいと思っています。『天気の子』は、まだ完成前ですが既に心に響く物語です。ここからさらに私たちの声の力でこの作品を盛り上げられたらと思います」と語っている。

発表とあわせて公開された新たな映像は、RADWIMPSによる主題歌“グランドエスケープ(Movie edit)feat.三浦透子”を使用。壁にもたれかかった帆高が「俺、帰りたくないんだ」と吐露する様子をはじめ、須賀圭介、夏美、冨美の姿、目を閉じて手を重ねる陽菜が陽光に照らされる場面、帆高の「天気って不思議だ、ただの空模様にこんなにも気持ちを動かされてしまう。心を、陽菜さんに動かされてしまう」という言葉、銃声が鳴り響くシーンなどが確認できる。

また新たに公開されたポスタービジュアルは「晴ポスター」と題されたもの。雨が降り注ぐ中で笑顔を浮かべる帆高と陽菜の姿や、「これは――僕と彼女だけが知っている、世界の秘密についての物語」というコピーなどが写し出されいる。

■新海誠監督のコメント
人間がどうしても取り繕えないものが、声だと思います。喋る内容はもちろん、声質、息づかい、言い淀み、語尾、すべてにその人そのものが避けようもなく滲み出てしまう。須賀役を小栗さんに、夏美役を翼さんにお願いしたのは、だからです。彼らの声がキャラクターにはっきりとした血肉と心を与えてくれているアフレコの過程を、わくわくしながら楽しんでいます。『天気の子』はRADWIMPSの音楽、透子さんの歌声、醍醐くんや七菜ちゃん、小栗さんや翼さんたちの声、そして雨音、さまざまな音に満ちた映画です。劇場でその音に身を浸していただけるように、スタッフ全員で今も制作に奮闘しています。楽しみにお待ちいただけますように。

■小栗旬のコメント
『天気の子』に参加できること、とても光栄です。新海監督の作品は、美しい色彩の世界観はもちろん、普段僕たちが見ているような風景や、手にするようなアイテムが作品を彩っていて、そこに生きる人間たちの物語が、自分に近いものに感じられるのが凄いところ。前作の『君の名は。』も大好きで、映画館で号泣しました(笑)。今回の『天気の子』はすごくストレートな話で、そこが魅力だと思います。“須賀圭介”という役は、そのままで演じられるような、僕の等身大にとても近いキャラクターで、彼には共感できる部分がいっぱいあるので、この出会いはとても嬉しいです。『天気の子』、期待を裏切らない素敵な作品なので、ぜひ楽しみにしていて欲しいです。

■本田翼のコメント
3年前『君の名は。』が起こした社会現象を作り上げた新海監督の最新作に参加させて頂きとても光栄です。新海作品で描かれている風景の色彩が本当に美しく、私が普段見ている日常の景色が監督にはどんな風に見えているのだろうと以前から思っていました。今回『天気の子』でも、新宿の街、高層ビルから見えるこの空を監督がどう描かれるのか、観客としてもとても楽しみです。そして私が演じさせていただく“夏美”についても生き生きとした女の子にしていきたいと思っています。『天気の子』は、まだ完成前ですが既に心に響く物語です。ここからさらに私たちの声の力でこの作品を盛り上げられたらと思います。