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ワコールが5秒で体型を測定して最適サイズを提案する新店舗オープン、下着選びのストレス軽減で差別化

2019年05月29日 16:52  Fashionsnap.com

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ワコールが3Dボディースキャナーと接客AIを活用した新たな接客サービスを導入した初の常設店舗「ワコール スリーディ スマート アンド トライ(ワコール 3Dsmart & try)」を、5月30日に東急プラザ表参道原宿4階に出店する。ストレスフリーなサイジングサービスとAIによる商品提案力によって、パーソナライズを強化する。

 今回新たに開発した店舗名と同名の接客サービス「ワコール 3Dsmart & try」は、専用のインナーか自身の下着を着用したまま測定エリアに立つと約5秒で約150万スポットからデータを集積。アンダーやバストトップを含めて18部位のサイズが数値化され、3Dスキャンデータで体型が確認できる。測定後にタブレット端末で下着の好みのデザインやなりたいバストの形などを選択すると、測定したデータに基づいた最適なサイズと、該当サイズを展開する商品が表示される。店内に在庫がある場合はそのまま購入でき、在庫がある希望の店舗もしくは公式オンラインストアから購入が可能。セルフでサイズ測定から試着、製品の検索、購入までを行うことができ、従来の接客よりも短時間で一連の流れが完了するため、下着のサイズ測定のストレスを軽減する。
 店舗には、測定ブースを3ヶ所に展開。また、予約制のカウンセリングルームでは測定データを活用しながらアドバイザーと下着を選ぶことができる。従来の店舗では百貨店や各ブランドの専門店などで取扱ブランドの区分があったが、同店はその垣根を無くし、百貨店向けの「パルファージュ(PARFAGE)」や専門店向けの「サルート(Salute)」などを単独店舗で扱う初の店舗となる。これにより同社展開ブランドの認知度向上を目指す。
 同社は今年4月、インナーウェア選びにおける顧客満足度の向上と、デジタル技術を活用した店舗サービスにより実店舗とECの連携を図る「オムニチャネル戦略」を発表。同店および同技術はその中心プロジェクトとして注力し、2022年までに新規と既存店をあわせて計100台の測定機を展開する予定だ。昨今はファストファッションブランドなどから安価でデザインのバリエーションや着用感を追求した商品が多数販売されているが、測定機の拡充によるパーソナライズされた商品の提案により、差別化を図る考え。
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■ワコール 3Dsmart & tryオープン日:2019年5月30日(木)営業時間:11:00~21:00場所:東急プラザ表参道原宿4階問い合わせ先:0120-307-056