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『カルテル・ランド』監督初の劇映画 ロザムンド・パイク主演『プライベート・ウォー』9月公開

2019年05月29日 10:11  リアルサウンド

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 『カルテル・ランド』のマシュー・ハイネマンが監督を務めた『プライベート・ウォー』が、9月13日よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国ロードショーされることが決定した。


参考:宮台真司の『カルテル・ランド』評:社会がダメなのはデフォルトとして、どう生きるかを主題化


 本作は、英国サンデー・タイムス紙の“伝説の記者”メリー・コルヴィンの半生を描いた伝記映画。コルヴィンは、世界中の戦地に赴き、レバノン内戦や湾岸戦争、チェチェン紛争、東ティモール紛争などを取材してきた女性戦場記者だ。2001年のスリランカ内戦取材中に左目を失明、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しみながらも、黒の眼帯をトレードマークに世間の関心を紛争地帯に向けようと努めた“生きる伝説”は、2012年、シリアで受けた砲撃で命を落とした。真実を伝える恐れ知らずのジャーナリストとして戦地を駆け抜け、女性としての豊かな感性で生き抜いた彼女の知られざる半生が語られる。


 戦場記者を天職と考え、黒い眼帯姿も特徴的な反逆精神溢れるメリー・コルヴィンを演じたのは、『ゴーン・ガール』のロザムンド・パイク。第76回ゴールデングローブ賞では、ドラマ部門の主演女優賞にノミネートされた。さらに、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のジェイミー・ドーナン、『ボヘミアン・ラプソディ』のトム・ホランダー、『プラダを着た悪魔』のスタンリー・トゥッチらが脇を固める。


 『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』のアラッシュ・アメルによる脚本を、『カルテル・ランド』や『ラッカは静かに虐殺されている』などのドキュメンタリーを手がけてきたマシュー・ハイネマンが初の劇映画作品として監督した。撮影監督は、クエンティン・タランティーノ作品でおなじみのロバート・リチャードソンが担当。さらに、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のシャーリーズ・セロンがプロデューサーとして参加した。(リアルサウンド編集部)