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タル・ベーラ『サタンタンゴ』4Kデジタルレストア版、ポスタービジュアル公開 公開日は9月13日に

2019年05月28日 15:01  リアルサウンド

リアルサウンド

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 タル・ベーラ監督作『サタンタンゴ』4Kデジタル・レストア版の公開日が9月13日に決まり、ポスタービジュアルが公開された。


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 『ヴェルクマイスター・ハーモニー』『ニーチェの馬』のベーラ監督が1994年に発表した本作は、2015年に英文学賞ブッカー国際賞を受賞したクラスナホルカイ・ラースローの同名小説を映画化したもの。舞台は、ハンガリーのある村。降り続く雨と泥に覆われ、活気のないこの村に死んだはずの男イリミアーシュが帰ってくる。彼の帰還に惑わされ、さまよう村人たち。イリミアーシュは果たして救世主なのか……。


 ジム・ジャームッシュやガス・ヴァン・サントといった映画監督たちに大きな影響を与え、スーザン・ソンタグが「7時間すべての瞬間が圧倒的で心を奪われる。残りの人生で毎年観たい傑作」と激賞した、上映時間7時間18分の本作。今回、35ミリフィルムにこだわり続けてきたベーラ監督が初めて許可した4Kデジタルレストア版で、日本劇場初公開となる。


 ポスタービジュアルには、「救世主がやって来る。悪魔のささやきが聞こえる。」というコピーとともに、ぬかるみを歩く3人の後ろ姿が。ロゴの下には、ひっそりと浮き出るまなざしが描かれている。


 また、上映劇場窓口では、5月31日から前売り券(3,600円)の販売がスタート(当日料金は一律3,900円)。特典として、日本限定クリアファイルが付属する。なお、本作の上映に際しては、2度の途中休憩(インターミッション)が入る。