アニメーション映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』の声優陣からのコメントおよび場面写真が公開された。
8月2日から全国東宝系で公開される同作は、RPG『ドラゴンクエスト』シリーズの初となるフル3DCGアニメーション映画。1992年に発売された『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』が原案となり、主人公・リュカ役を佐藤健、ビアンカ役を有村架純、フローラ役を波瑠、王子・ヘンリー役を坂口健太郎、パパス役を山田孝之が演じる。収録は、全くアニメーションができていない状態で約2年前に行なわれ、完成したアニメーションにあわせて追加アフレコが実施された。
今回公開されたのは、初めて3DCGのキャラクター映像を見て追加アフレコを終えた佐藤健、有村架純、波瑠、山田孝之からのコメント。佐藤は「ゲームの醍醐味の一つである、どちらを花嫁に選ぶのかという部分を、『こう来たか!』という描き方をしているので是非注目して観て頂きたいです」、有村は「実際に出来上がった絵を観ると、物凄く迫力があって、壮大なアニメーションになっているので、アフレコしている時にモニターを観ているだけでこちらも息が上がるような感覚がありました」と述べている。
また波瑠は「改めてアフレコしてみて思ったことは色々とあるんですけど、普段演じているお仕事以上に、こういう作品だと自分の声というのは本当にごく一部なんだなと思いました。キャラクターの表情や感情に出来る限り沿いたいと思いましたが、やはり難しかったですね」、山田は「最初にパパス役と聞いた時は嬉しかったのですが、偉大で、強くて、とても頼りがいのあるお父さんが自分の目の前でいなくなってしまう、その感動を与えなくてはいけないということと、ここから物語が一気に加速していくのでプレッシャーが大きかったです」とコメント。公開された場面写真にはリュカ、ビアンカ、フローラ、パパスらの姿が写し出されている。
7月16日には東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで、キャスト、スタッフが登壇するワールドプレミアを開催。イベント参加の応募受付は6月下旬を予定している。同日7月16日には全国のTOHOシネマズで同イベントの中継付き一斉試写会を実施。詳細は5月31日から劇場に掲出されるポスター、チラシで発表される。前売券の販売は5月31日からスタート。
なお本日5月27日は1986年にゲーム1作目『ドラゴンクエスト』が発売された日であることから、「ドラゴンクエストの日」として日本記念日協会に認定されている。
■佐藤健のコメント
・2年ぶりにリュカを演じてみた感想
アフレコは難しいので苦労しましたが、直前にラッシュ映像を観せていただいて臨めたのでやりやすかったです。何より作品が本当に素晴らしいので、楽しく出来ました。2年前にプレスコした時にはリュカというキャラクターを掴むまでに時間がかかりましたが、今回は自分の中にまだリュカが残っていたので割とスムーズに出来たと思います。
・リュカを演じる上で意識したこと
原案となった『ドラゴンクエストV』の良いところは、時間が流れていくところだと思うんです。リュカの人生を長い時間をかけて描いている作品なので、リュカの成長がこの映画の中で見せられたらいいなという思いがありました。
・実際に映像を観た感想、見どころ
ゲームの醍醐味の一つである、どちらを花嫁に選ぶのかという部分を、「こう来たか!」という描き方をしているので是非注目して観て頂きたいです。映画を観て、また“花嫁論争”が繰り広げられる予感がしています。
■有村架純のコメント
・2年ぶりにビアンカを演じてみた感想
とても緊張しました。台本を読み返してみて、どんな声だったか覚えているかな?と思いながら現場に来ましたが、やはりなかなかビアンカの感じを掴むのに時間がかかりました。けれどアフレコしていくうちにどんどん戻ってきました。プレスコした頃は絵がなかったので、絵と合わさった物を観てみると、「もう少しこうした方が良かったかな?」と思う部分もあったので、もう一度声を入れさせてもらったりもして、プラスアルファで必要なものを付けていけたかなと思っています。
・ビアンカを演じる上で意識したこと
ビアンカは、リュカの一歩先に行って手を引っ張っているような印象を受けたので、そこを意識して演じました。
・実際に映像を観た感想、見どころ
実際に出来上がった絵を観ると、物凄く迫力があって、壮大なアニメーションになっているので、アフレコしている時にモニターを観ているだけでこちらも息が上がるような感覚がありました。早く劇場で完成した作品を観たいです。
■波瑠のコメント
・2年ぶりにフローラを演じてみた感想
2年前にプレスコした時には絵がなかったのですが、映像が出来上がった物を見せていただき、自分が演じたシーンを全部録り直させてもらいたいという気持ちがあります(笑)。
・ローラを演じる上で意識したこと
フローラは可憐な女性で、その中で溌剌とした部分と品の良い部分の両立が改めて難しいなと思いました。改めてアフレコしてみて思ったことは色々とあるんですけど、普段演じているお仕事以上に、こういう作品だと自分の声というのは本当にごく一部なんだなと思いました。キャラクターの表情や感情に出来る限り沿いたいと思いましたが、やはり難しかったですね。
・実際に映像を観た感想、見どころ
出来上がった絵を観て、本当に凄いと思いました。凄く繊細ですし、迫力もあって、スクリーンで観るのが凄く楽しみです。
■山田孝之のコメント
・2年ぶりにパパスを演じてみた感想
僕の中でも幼少期に思い描いていた“パパス像”というものがありまして、凄く渋くて大人だと思っていたので、そう考えると自分はまだまだ未熟なんじゃないか、自分に出来るのだろうかと思いました。
・パパスを演じる上で意識したこと
自分が子供の頃に実際にゲームをプレイしていた時、パパスのラストシーンが凄く悲しかったです。なので、最初にパパス役と聞いた時は嬉しかったのですが、偉大で、強くて、とても頼りがいのあるお父さんが自分の目の前でいなくなってしまう、その感動を与えなくてはいけないということと、ここから物語が一気に加速していくのでプレッシャーが大きかったです。
・実際に映像を観た感想、見どころ
出来上がった映像を観ましたが、完成度が高く、とても綺麗です。劇場で観るのが今から楽しみです。