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街乗りにぴったり!? チェコ車メーカーŠKODAの初EVは2万ドル以下!

2019年05月27日 11:31  Techable

Techable

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フォルクスワーゲン傘下のチェコ自動車メーカーŠKODA(シュコダ)が価格2万ドル(約220万円)以下とする電気自動車「CITIGOe iV」を発表した。

電気自動車(EV)に関心はありつつも「ガソリン車よりもかなり高いはず」と警戒している消費者の注意をひく存在となりそうだ。
・庶民的な価格で
EVにとっての大きなハードルは主に2つある。1つはバッテリー充電に伴う消費者の不安や負担。そしてもう1つが価格だ。

EVの先駆けといえばテスラだが、そのテスラ車は高価格で万人向けのものではない。実際にはテスラ車だけでなくその他メーカーから出ているEV全般に庶民には手が届かないものが多い。

そこへくると、2万ドルというのは、かなり現実的な設定といえる。給油不要のEVの初期費用は長期的視野でとらえる必要があるが、初期費用が抑えられるにこしたことはない。
・航続距離は265キロ
4ドアのコンパクトカーCITIGOe iVのサイズは長さ3597ミリ、幅1645ミリ。基本スペックはというと、61kWのモーターと36.8kWhのリチウムイオン電池を搭載し、航続距離は265キロメートルとなっている。

長距離を頻繁に走る人には物足りないかもしれないが、日常で使う分にはまず十分だろう。むしろ、そうした人の需要を想定してのものといえる。

ŠKODAはCITIGOe iVの生産を今年後半にも開始する予定。親会社のフォルクスワーゲンは2025年までにグループ全体で年間200~300万台のEVを生産する計画を掲げていて、CITIGOe iVもそれに貢献することになる。

ŠKODA

(文・Mizoguchi)