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繊維・アパレル業界の給与の満足度が高い企業1位旭化成「頑張りが評価される。能力給は個人の実績が大きく反映」

2019年05月26日 09:10  キャリコネニュース

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企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」は5月17日、「繊維・アパレル業界の給与の満足度が高い企業ランキング」を発表した。

調査対象は、『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)の「繊維」「アパレル」「カジュアル衣料、ファストファッション」に記載があり、対象期間中に「キャリコネ」に20件以上寄せられた企業。対象期間は、2015年4月~2018年3月。【参照元:キャリコネ】

1位は「旭化成」で、給与の満足度は5点中3.82。上位10社は、「帝人」(3.74)、「クラレ」(3.06)、「東レ」(3.05)、「ファーストリテイリング」(3.0)、「タカキュー」(2.9)、「青山商事」(2.89)、「しまむら」(2.88)、「アダストリア」(2.87)、「ライトオン」(2.83)と続く。

育児・介護支援制度などは男性・非正規社員も利用しやすい体制を整えた

1位の旭化成の報酬に関して、

「今の給料にはある程度満足している。さらにこの会社は残業がほとんどない。給与制度はシステム化され不公平感の少ないものとなっている。基本給と能力給に分かれていて、能力給に関しては個人の実績が大きく反映され、この部分で頑張りが評価されていきます」(研究開発/40代後半男性/年収420万円/2017年度)

といった口コミが寄せられている。東京ミッドタウン日比谷に本社を置く大手総合化学メーカーで、旭化成グループの中枢を担う「旭化成」。繊維や化学品、電子部品などを扱うマテリアル領域のほか、戸建て住宅「へーベルハウス」や分譲マンション「アトラス」などのブランドで知られる住宅領域、医薬品や医療機器関連のヘルスケア領域と、グループ全体で3つの領域を中心に事業を展開している。

同社は人材育成に力を入れており、年次や業種・職種に合わせた各種研修や資格取得の支援等を充実させている。また、育児・介護支援制度や短時間勤務制度などを導入するだけでなく、男性社員や非正規社員も含め、実際に制度を利用しやすい体制を整えた。

そういった姿勢が評価され、2008年には公益財団法人日本生産性本部が主催する「第2回ワーク・ライフ・バランス大賞」で優秀賞を受賞。2016年には、子育て支援に積極的な企業なうち、特に取り組みが優秀な企業を厚生労働省が認定する「プラチナくるみん」を取得している。

なお、2017年度の実績では月間平均残業時間は18.3時間、有給休暇の平均取得日数は16.6日。有給休暇の取得日数は平均よりかなり多い水準だ。