2019年のスーパーGT第3戦鈴鹿、GT500のポールポジションを獲得した関口雄飛(au TOM’S LC500) 5月25日に行われた2019年のスーパーGT第3戦鈴鹿、スーパーGT GT500クラスの予選ではトムス勢がワン・ツー占拠を果たした。レクサス勢の今季初ポールを獲得したのは36号車、au TOM'S LC500。中嶋一貴と関口雄飛が熱暑の予選日の戦いを振り返り、やはり熱暑となるだろう決勝への意欲を語っている。
au TOM'S LC500
中嶋一貴
「今の気持ちは、ほとんど佐藤(公哉)選手と同じですね(笑/GT300クラスのQ1担当、佐藤公哉が『任務を果たし、バトンを渡せてよかったです』と先にコメント済み)。朝からクルマの調子はよかったですし、Q1をしっかり安全に通ればと思っていました。ちょっと安全に行きすぎた部分もあったかもしれませんけどね」
「Q2は見ている側でしたが、これも佐藤選手に先に言われてしまいましたね。見ていてシビれました。(関口が)セクター1でのちょっとした遅れを、セクター2~3~4と少しずつ削り取ってくれて、最後に一番上に来てくれましたから。シビれた以外に言葉がなかったです」
「(暑さの影響に関して)暑いとホンダさんが速くないということを言う人がいますので、そういう点ではプラスに働いているのかもしれません(笑)。まあ、そこは僕たちには分かりませんし、僕たち自身はあまり変わらないと思います」
「気温は高いですけど、タイヤを含めて自分たちが持っている幅のなかでおさまっているかな、とも思います。ただレースは長いので、そのあたりは明日走ってみないと分からないところがありますね。でも、条件はみんな変わらないわけですし、それほど心配はしていないです」
関口雄飛
「カテゴリが違いますけど、先週スーパーフォーミュラで勝てて、好調を維持できていることはうれしいです。今年スーパーGTでは、開幕戦はハーフポイントレースで僕は決勝を走っていませんでしたし、第2戦はリタイア。確かランキングでは今、ビリの方(前戦終了時最下位15位)なので、先週(のスーパーフォーミュラ)もそうだったんですけど、やっぱりここで一発いっておかないとチャンピオン争いが厳しくなると思っていました。それが(まず予選で)結果にあらわれて、非常に嬉しいです」
「Q2のアタックラップでは、セクター1はタイヤの温まりが100パーセントではなく、95パーセントくらいの感触でしたけど、そのぶん(そのあとは)セクター4まで100パーセントで非常にいい感じでいけました。あくまで結果論ですけど、セクター2~3~4としっかり帳尻をあわせられたかなと思います」
「(暑さの影響に関して)思ったより暑いですね。ここまで暑くなるとは思っていなかったです。ただ、タイヤに関しても思っていたより許容範囲が広い感じなので、そういう意味では両方想定外といえるかもしれません」
「仮に温度が10度違っていたら他のタイヤメーカーが(上位に)来たかもしれないわけですから、僕たちブリヂストンとしては対応できてよかったと思っています」
「今回、絶対優勝したいという気持ちが先週に続いて非常に強いです。明日も必ず優勝したいと思います。天候はあまり変わらないと思いますし、不安なところもあまりないですね。精一杯がんばります」