5月25日に鈴鹿サーキットで行われた2019年のスーパーGT第3戦公式予選。スーパーGT GT300クラスのポールポジションを獲得したHOPPY 86 MCの松井孝允と佐藤公哉が予選をふり返るとともに、翌猛暑の鈴鹿決戦、300kmレースへの展望を語った。
HOPPY 86 MC
松井孝允
「持ち込みの段階で(前戦から)クルマ(のセットアップ)を大きく変えて持ってきました。どちらかというと、これまでは決勝で少し遅いことが多かった。そこに関しては、すごく自信を持てるセットになっています」
「しかし、予選がどうなるかは予想できていなかったんですけど、ポール(ポジション)という結果は本当にうれしいです。Q1を走った佐藤(公哉)選手から『タイヤ(のグリップ)は計測2周目がいちばん良い』というアドバイスも聞いていました」
「僕の感触では3周目と考えていたので、そこにズレがありました。アドバイスを活かして修正し、2周目でアタックしてタイヤもうまく使えたので、アドバイスはすごく助かりました」
「今回のセットアップでは、(第3戦鈴鹿に向けて)やったことと、クルマで走った結果が一致するので、自信を持って『セットアップはこう』と言えます。そういう結果が自信となって積み重なっています」
「今回の予選結果もそうですし、(サーキット)サファリの時間も使ってセットアップをさらに進めていたのも良かった。今回はドライバーとエンジニアがしっかり“会話”できるクルマになっているのかなと思います」
(5月下旬としては記録的な暑さについて)
「僕たちは高温になってくれた方がよかったですし、どちらかといえば決勝ではいつもウォームアップで苦労していたので、正直うれしいです。レースを見に来るファンの方々は暑いと思いますが、好天のなかでいいバトルが見れるかなと思います」
「明日は僕たちがぶっちぎれればいいですね」
佐藤公哉
「無事Q1を突破して、任務を果たして松井(孝允)選手にバトンを渡すことができたので、よかったです。僕にとってもスーパーGTに参戦させてもらって初めてのポールなので、シンプルにうれしいです」
「Q2で、松井選手のアタックを見てシンプルにシビれました。本当にうれしいです。(松井選手、)ありがとうございます」
「(公式練習では)松井選手が走ってからバトンを渡してもらいました。あらかじめ聞いていた情報とクルマのフィーリングが一致していて、本当に単純に乗りやすく、より安心して攻められるクルマになっていましたね」
(決勝の気温、路面温度などについて)
「僕もマシンに乗った感触では、暖かいほうがいいなと感じています。開幕戦は僕のスティントでいろいろあって、第2戦も天候に翻弄されて思うようにレースができませんでした」
「やっとお天気も良くなって、しっかりドライ(コンディション)で走れるので、明日は思いっきりレースがしたい。結果は後から付いてくると思うので、とにかく全力で、ベストを尽くしていきたいと思います」