26日に決勝レースが行われる第103回インディアナポリス500マイルレース。24日には決勝レース前最後の走行となるカーブデイが開催。1時間半のプラクティス走行はトニー・カナーンがトップスピードを記録した。
予選14番手から挑む佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は3番手と順調な仕上がりを見せている。
全米各地でインディ500をPRするメディアキャラバンを終え、再びインディアナポリス・モータースピードウェイに集まった出場ドライバー33名。24日のカーブデイは、決勝レース前最後の走行となるファイナルプラクティスが1時間半に渡って行われた。
33台が走行を重ね、1755周を走行。最多周回はジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)で72周を走行した。
この日のトップスピードは、トニー・カナーン(AJフォイト)。2013年インディ500ウイナーは、225.517mphを記録した。
「いい日だったね。日曜日に近いコンディションだったと思う。月曜日のクルマには満足しておらず、声を大にして言っていたんだ。それをエンジニアが聞いていたので、今日はよくなったよ」とカナーン。
2番手にルーキーのステファーノ・フェルッチ。デイル・コイン・レーシングは、ジェームズ・デイビソンが5番手、セバスチャン・ブルデーが6番手とチームで好調だ。
佐藤琢磨は、64周を走行。開始早々に出した225.468mphが3番手となった。チームメイトのジョーダン・キングも4番手と続いた。
「僕たちは最も強いパッケージではないけど、強いパッケージを持っていると思っています。いい進歩を見せましたね。データを見て、3台を比較し、日曜日のスピードと安定性を絞り出したいですね」と琢磨。
ポールポジションを獲得したシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)は22番手、2番手のエド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)も18番手とファイナルプラクティスは下位に沈んだ。
すべてのプラクティス走行を終えた第103回インディ500。決勝レースのグリーンフラッグは、26日現地12時45分を予定している。