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黒の多彩な表情を服に、ユニセックスブランド「ユウマイトウ」が2019年秋冬シーズンに本格デビュー

2019年05月24日 16:52  Fashionsnap.com

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展示会の様子 Image by: FASHIONSNAP.COM
文化服装学院出身のデザイナー伊藤侑馬によるユニセックスブランド「ユウマイトウ(YUMA ITOH)」が、2019年秋冬シーズンに本格デビューする。

 伊藤は文化服装学院を卒業後、アパレル関係の販売員を経験しながら服の製作を開始。2018年秋冬シーズンにユウマイトウを立ち上げ、知人を中心に個人オーダーを受けてきた。ブランドのコンセプトは「共生」で、複数の着用方法を持った服を作ることで性の多様性への肯定を表現しているという。全てのアイテムにメインカラーの「黒」を用いており、伊藤は「黒は静かにのめり込む色イメージの色で、異素材の組み合わせなどで黒が持つ多彩な表情を表現したい」と話している。今シーズンは、自身の服をより多くの人に見てもらう機会を増やすため、展示会形式で発表したという。
 新作は「スプリットパーソナリティー(=多重人格)」をテーマに、定番アイテムとして展開予定のコットンモダールのTシャツ(5,000円)をはじめ、右前と左前の両方で着用できるパイルニットのライダースジャケット(2万7,000円)や、リバーシブルのジャケット(2万1,000円)、リブ素材に取り付けたジッパーを開閉することで上下を逆さまにしても着用できるタンクトップ(1万3,000円)、ストラップ付きのコーデュロイ素材のスカート(1万8,000円/すべて税別)といった様々な素材で仕上げた5型を製作した。明治神宮前のデザインフェスタギャラリーウエストでは5月25日まで個人オーダーが可能な展示会を開催している。
 ブランドの今後としては、卸と個人オーダーをおよそ6対4の割合で展開することを目指し、ECサイトでのウェブ受注も検討。型数を増やしラインナップを拡充するとともに、価格帯についても今シーズンの経験を踏まえて設定し直すという。
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■ユウマイトウ2019年秋冬コレクション展示会期間:2019年5月24日(金)~5月25日(土)会場:デザインフェスタギャラリーウエスト 2-D住所:東京都渋谷区神宮前3-20-18時間:11:00~20:00(25日は~19:00)インスタグラムアカウント