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『マツダ3』の国内販売が5月24日スタート。“引き算の美学”を得た新型コンパクトカー

2019年05月24日 15:21  AUTOSPORT web

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2019年5月24日に発売開始となるマツダ3
マツダは5月24日、新型コンパクトカー『MAZDA3(マツダ・スリー)』の国内販売を同日より全国のマツダ販売店で開始すると発表した。

 マツダの新型コンパクトカーであるマツダ3は昨年11月、アメリカ・ロサンゼルスで開催されたロサンゼルスオートショー2018の前夜祭でワールドプレミアされ、翌年1月には東京オートサロン2019で国内初披露されている。

 セダンとハッチバックの2種類のボディタイプが設定された、マツダ3の開発コンセプトは“日常が鮮やかに輝くパーソナルカー”。このキーワードの実現をするべく、マツダは新型車のデザインや走行性能、静粛性、質感などの基本要素を一新したという。

 デザインについては、マツダ独自の魂動デザインがさらに深化を遂げ、日本の美意識に基づく“引き算の美学”が取り入れられた。

 これによってクルマのフォルムから不要な要素が削ぎ落とされ、滑らかなボディの面を走る繊細な光の移ろいによって豊かな生命感を表現するとともに、独自の造形が創り出されているという。

 走行性能につながる分野では新開発のスカイアクティブ・ビークル・アーキテクチャー(KYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE)を採用。これは理想の運転姿勢を、人間が歩いている時の姿勢と定義し、人間の持つバランス能力を最大限に引き出すことを追求したものだ。

 また、パワートレインには、マツダが世界で初めて実用化を実現させたSPCCI(火花点火制御圧縮着火)採用のスカイアクティブ・エックス(SKYACTIV-X)をはじめ、1.5リッターガソリン、2.0リッターガソリン、1.8リッターディーゼル仕様の最新スカイアクティブエンジンが搭載され、あらゆる走行シーンのなかでどこまでも走って行きたくなくクルマづくりが目指されている。

 この他、マツダ3では快適なドライビングを楽しめるよう、必要な音だけが自然に届くように室内空間や各スピーカーの一と方向を刷新されたオーディオシステムやドライバーをつねに見守り、緊急時の回避や被害軽減などをサポートするアイ・アクティブセンス(i-ACTIVSENSE)、進化したマツダコネクトなどが備わる。

 ボディカラーはマツダ車でお馴染みのソウルレッドクリスタルメタリックやマシーングレープレミアムメタリックなど全7種が設定されるが、ファストバック(ハッチバック)では専用色のポリメタルグレーメタリックをを加えた全8色となる。

 各タイプの価格はマツダ3 ファストバックが218万1000~362万1400円(税込)、マツダ3 セダンは247万~355万1200円(税込)だ。