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関ジャニ∞ 大倉忠義、高橋優と童心に返って大はしゃぎ 恒例のバースデースペシャルラジオを聞いて

2019年05月22日 09:41  リアルサウンド

リアルサウンド

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 関ジャニ∞の大倉忠義が、5月16日に誕生日を迎えた。大倉がシンガーソングライターの高橋優と共にパーソナリティを務めるラジオ『オールナイトニッポンサタデースペシャル 大倉くんと高橋くん』(ニッポン放送)5月18日放送回では、毎年恒例となった大倉のバースデースペシャルがオンエアされた。


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 この日は、入念な打ち合わせをした高橋が番組を進行。「もうご存知の方もいらっしゃると思いますけれど、16日で大倉さんは34歳に……」と話を振ると、大倉は食い気味で「言わないでッ! 詳しい年齢とか。もう、ここから年齢不詳でいくから、俺」と、乙女な反応を見せて笑いを誘う。


 つかめない乙女心を探るように、高橋が「じゃあ、16日で、ちょっと、うんじゅうなん歳に……?」と、年齢をごまかすように言うと、大倉は「ああ~ん、2万360歳!」と、さらに斜め上をいく回答を繰り広げ、場を盛り上げた。


 34歳になった大倉と、今年36歳になる高橋。ふたりのラジオは、“週末の反省会的”な番組と銘打っているように、楽しくじゃれ合いながらも「やっちまった」な出来事に向き合い、気づけば「こんなふうに思う」「こうありたい」とアツい気持ちを打ち明けたり、「これはおかしいんじゃないか」と社会を斬ったりするような真面目な主張を展開してしまうことも少なくない。


 そんな大倉が「童心に返りたい」と話していたのをきっかけに、今回のバースデースペシャルは、“年齢を忘れて少年のように過ごすこと”がテーマになった。甘いものが苦手な大倉のために、昨年もカレーライスケーキを用意していた高橋と番組スタッフ。今年は、さらにわんぱくな唐揚げ&ライスケーキが登場(参照:高橋優オフィシャルTwitter)。そして、リスナーも楽しみにしていた高橋から大倉へのプレゼントは、ミニ四駆、ビーダマン、バトルえんぴつなど、少年時代に夢中になって遊んでいたアイテムがつまったリュックだった。


 さらに番組では、広いスタジオにミニ四駆のコースを設置(参照:『オールナイトニッポンサタデースペシャル 大倉くんと高橋くん』オフィシャルTwitter)。しかも、本物のTBSアナウンサーの実況つきという力の入れようには、笑ってしまう。大人が本気になって遊ぶと、こんなことまでできるようになるのだと思うと、大人になるのも悪くない。


 ラジオなのにタミヤのTシャツに着替え、リストバンド、ヘッドマイクをつけて、気合十分なふたり。映像で見たいところだが、音声からもその楽しそうな雰囲気は十分に伝わってくる。1レース目は大倉が圧勝し、2レース目もそのまま完全勝利の流れかと思いきや、まさかの大クラッシュ。「マグナムよ~~」裏声になりながら悔しがる大倉は少年感全開だ。


 「ただただハシャいだけど、伝わってるのかっていう」。元のスタジオに戻ると、いつもの大人な大倉の声に。しかし「年も忘れて、熱狂してしまいました」。そう話す大倉の口調は、オープニングで「今年はプライベートの誕生日会を断っていた」という話をしていたときよりも明るい。


 エンディングでは、大倉が誕生日企画のお礼として、関ジャニ∞として監修したセブン-イレブンのカラダ想いなメニューから、『1/2日分の野菜!ごろっと野菜カレー』を高橋にごちそうする。唐揚げをほおばり、ミニ四駆で大笑いして、カレーを食べる。小学生のころにお呼ばれした誕生日会を眺めているような光景だ。


 大人になるほど、大切な誰かの誕生日に何を贈ろうかばかりに気がいってしまう。だが、年齢を重ねていくからこそ、一緒に子ども心に戻れる時間を過ごすことのほうが、かけがえのないプレゼントになるのかもしれない。そんなことを思わせてくれる放送だった。こんなふうに笑い疲れるまで遊んで、美味しいごはんを食べる日が、34歳いや2万360歳の大倉にたくさん訪れるように、心から祈っている。(文=佐藤結衣)