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同僚の"エセ関西弁"が気になる、という人の声 「上手ならいいけど下手くそ」「東京でエセ関西弁で話しかけられ心底イラッとした」

2019年05月22日 07:10  キャリコネニュース

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地元愛の強い人にとって方言は、自分がその地域で育ってきたことを示すアイデンティティ的な役割を持つ。そのため、その地域と接点がない人が下手なイントネーションで方言を喋っている様子を見るとイラッとしてしまう人は少なくない。

ガールズちゃんねるにも5月19日、「エセ方言がきになる人」というスレッドが立った。スレ主の職場に、新喜劇や関西ジャニーズの動画を毎日見て、その影響からエセ関西弁を喋るようになった同僚がという。ただ、そのエセ関西弁のクオリティが

「上手ならいいけど下手くそなんですよね。ラインでも使ってくるけど、本当へたくそです」

と、かなり微妙なようで、関西にいた経験のあるスレ主にとってはたまらなく違和感を覚えるようだ。(文:石川祐介)

「山形出身の私ですが、スウィングガールズ見てて、違和感ばっかだったよ」

コメント欄には「地方特有の特徴ある語尾を、絶対つけないとこでつけたりされるとイラッとする」とスレ主に共感する意見が散見された。ネイティブの人にとっては、その方言がエセかどうか簡単に判別できるため、どうしても会話の中で引っかかる点が出てきてしまうのだろう。

「東京で働いてるけど、私が関西出身なのを知っててエセ関西弁で話しかけてきた同僚に心底イラッとした」

親しみを込めて方言で話しかける人もいそうだが、関係性が浅かったら「馬鹿にされた」と解釈されるリスクがありそうだ。

「山形出身の私ですが、スウィングガールズ見てて、違和感ばっかだったよ」
「コナンの平次や大滝はんとかの関西弁はむしろ笑かせに来てると思ってる」

映画やアニメなどで登場人物が発する方言に首をひねる人もいる。役作りのために、その地域に住み込んで方言を勉強する役者もいるが、短期間で身につけるのは難しく、どうしても違和感が残ってしまう。

また、映像作品は多くの人に見てもらうことを前提としているため、デフォルメされた方言が使われることもある。ネイティブとしては受け入れられないようだ。

「エセ方言でも使ってくれれば嬉しい」という声も

一方で、エセ方言を使ってしまう人の言い分も散見された。

「真似したくなるような方言なんだろうね。憧れるというか」
「関西弁ってTVでも使ってる人多いからそれ系ばっかり見てるとたまにイントネーションうつるんだよ……」
「大阪出身の人と働いてるけど簡単にうつる。3年も住んでたら余計だと思う」

生まれも育ちも東京都の人にとっては、方言が非常に魅力的に見えて、ついつい真似したくなってしまうのだろう。パートナーや身近な人が地方出身者だったため、方言が中途半端にうつってしまった、という人も多そうだ。

「地元の方言や訛りを使われたら、それが例え変でも普通に嬉しいな」

方言を使ってくれると、「地元に関心を寄せてくれているんだ」とポジティブに考えることも出来る。よその地域の方言を使う人にはもう少しだけ寛容になっていただければと思う。