マクラーレンのドライバーであるカルロス・サインツJr.とランド・ノリスは、チームの士気をうまく高めていると、新マネージングディレクターのアンドレアス・ザイドルは述べている。
「このドライバーラインアップを擁する決断は非常に正しかった」とザイドルは24歳のサインツJr.と19歳のノリスについて語った。
「新世代のドライバーたちであり、彼らが今シーズンこれまでに見せてきたことは印象的だ。今では彼らとより長い時間を過ごすチャンスがある。私は感心している。彼らは素晴らしい人柄と個性を持っていると言わずにはいられない」
「彼らは特に現在置かれている状況における、チーム内での自分の役割について理解している。チームやガレージで働くスタッフとは非常に親密だ。エンジニアとも申し分のないコミュニケーションを取っている。これまで私が目にしたことから言うと、彼らは良い時と悪い時があり、また自身がこのスポーツのヒーローであることを分かっている」
「だから彼らを擁することは、チームにとって難しい時期の助けになってもらうだけでなく、テストやレースウィーク中、作業中のスタッフにもう一頑張りする気を起こさせるためにも、非常に重要なことだ。今後も彼らと緊密に仕事をしていくことをとても楽しみにしている」
ノリスは現在マインドコーチをつけている。マクラーレン・レーシングのCEOを務めるザック・ブラウンは、ノリスがチームからレースに出場し始めてから短期間で大きく成長したと語っている。
「彼は19歳だが、非常に落ち着いている」とブラウンは語った。
「我々を感心させた多くのことのうちのひとつは、彼はF1という大舞台に来たのに、フォーミュラ・ルノー時代に会ったときから、少しも変わっていないということだ。彼は動じていないのだ。彼は謙虚で自信に満ちており、自分が学んでいることについて分かっている。彼は自分が知らないかもしれないことについては認めるから、学び向上することができる。彼の人柄は見た目そのままだよ」
「彼はマシンの内外で自信を高めている。彼と仕事をすることはとても刺激的だ。ドライバーはふたりともガレージで素晴らしくうまくやっているし、チームも彼らを本当に気に入っている。カルロスはチームによく馴染み、ふたりの関係は良好だ」
「非常に高い競争力をもったドライバーがふたりいるというのは素晴らしいことだ。彼らは今では互いに予選で抜いたり抜かれたりしている。他のチームでは常に片方のドライバーがもう片方のドライバーに勝つようになっているが、我々は高い競争力を持つふたりのドライバー間で大変良いバランスが取れていると思う。彼らとレースに出るのは喜びだよ」