ウイリアムズF1チームは、女性のみで争うフォーミュラカーシリーズ『Wシリーズ』に参戦するイギリス人ドライバー、ジェイミー・チャドウィックを開発ドライバーとしてチームに迎え入れたことを発表した。
チャドウィックは、2018年に参戦していたBRDCイギリスF3選手権で優勝を挙げた経験を持っている。また最近では、Wシリーズ開幕戦で優勝し、同シリーズ最初の勝者となった。開幕2戦を終えて、現在ランキングトップにつけている。
今後、彼女はウイリアムズでシミュレーター作業を行うことになっており、イギリスGPを含むヨーロッパでの3つのグランプリでチームに帯同することになる。
副チーム代表を務めるクレア・ウイリアムズは、次のように語った。
「ジェイミー・チャドウィックが開発ドライバーとしてウイリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミーに加わることを、嬉しく思っています」
「コース上での仕事に加え、ジェイミーはウイリアムズのシミュレーター作業に着手することになっています。トラックサイドで、そしてファクトリーでチームとともに仕事に集中し、またマーケティング活動にも参加することになります」
「モータースポーツにおいて女性の活躍を助長するというのは極めて重要なことです。我々のドライバーアカデミーの一員として女性のロールモデルがいることで、若い女の子たちが早いうちからレースをするためのきっかけを与えたいのです」
「モータースポーツはドライバーにとってもエンジニアにとっても、開放的で、エキサイティングなものであることを証明できることを願っています」
「ジェイミーは素晴らしい才能の持ち主です。彼女と一緒に働くことを楽しみにしています」
チャドウィックは、ウイリアムズのリザーブドライバーを務めるニコラス・ラティフィとともに、ウイリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミーの一員となる。
「ウイリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミーに加わることを光栄に思います」とチャドウィックは語った。
「自分の成長のためにも、シミュレーターに乗る時間というのは素晴らしい機会です」
「グローブのファクトリーでの仕事に集中し、できる限りのサポートをすることを楽しみにしています」
「ドライバーアカデミーの一員になるというのは素晴らしいプラットフォームですし、プログラムを始めることに興奮しています」