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SixTONES、企業案件も爆笑動画にする“アイドル力” コンビニグルメを愛情たっぷりに紹介

2019年05月20日 10:01  リアルサウンド

リアルサウンド

 ジャニーズJr.の人気ユニットSixTONESがアップした動画『【激うまコンビニグルメ】少数派しか食べられません!?』(https://youtube.owacon.moe/watch?v=llm3tYRDMfQ)が面白い。『金の直火焼ハンバーグ』など、『セブンプレミアム ゴールドシリーズ』の4商品を使ったちょい足しグルメを、「せーの」で指差してチョイス。少数派だけが食べられるという心理戦を繰り広げる。本当に食べたいものを選び続けるのか、それとも空腹に耐えかねて少しでも食べられるチャンスがある方へとチョイスを変えるのか……メンバーの個性がチラ見えするのだ。


(参考:SixTONESの寝起きドッキリ動画が面白い! 予定調和を超える活躍への期待


 この動画は、セブン-イレブンジャパンが提供する、いわゆる企業案件。企業案件動画とは、影響力を持つYouTuberに対して、商品やサービスの紹介を依頼しているもの。仕事として紹介動画を作っているため、当然ながら多くの場合が絶賛する内容になる。難しいのが、ただただ褒める内容となるとYouTuberらしい本音が見えにくく、ビジネスの匂いを感じて興ざめしてしまうという視聴者も少なくない。


 だが、SixTONESの場合はベースとして6人が、それぞれがのびのびと発言していることから、ヨイショ感が全面に出てきにくいのだ。『金の食パン』を前に髙地優吾が「これびっくりするんだよ。オーブントースターで焼こうと思ったの。でも、お腹空きすぎて一口食べたら焼く前に全部食べちゃった」と、リアルなエピソードを踏まえてお気に入りぶりを披露するも、ジェシーがすかさず「カットで、今の!」と茶々を入れる自由っぷりで笑いを誘う。


 また『金の食パン』にも『金の直火焼ハンバーグ』にも『金のビーフシチュー』にも「これがいっちゃんうまい!」と大絶賛する森本慎太郎に、「本当に全部美味しいんだけど、薄く聞こえちゃうから」と田中樹がツッコミを入れ、またまた全員で大爆笑。遠慮のないやりとりによって、商品の魅力をより直球で伝わってくるのだ。仕事ではあるけれど、ビジネスを感じさせないピュアな愛情表現。もしかしたらこれができるのは、ごく自然に、そして楽しそうにファンへの感謝を伝えているアイドルたちだからこそかもしれない。


 そして、動画はちょい足しグルメを「せーの」で選ぶ心理戦へ。1回戦は『金の直火焼ハンバーグ』は、とろけるチーズのせハンバーグか、目玉焼きのせハンバーグかをチョイスするというもの。「1回目は好み発表、2回目はバトルだよ!」と松村北斗が熱く語るように、勝負のタイミングは2回だ。1回目のチョイスで自分がどちらが少数派か確認した上で、2回目で最終的に決定する。その間には自分が選ばない方をあえてすすめたり、自分がなぜそのセレクトを貫くのかを熱弁したりと、それぞれの狙いが錯綜する。


 最後まで自分の意志を貫くメンバー、空気を読んで柔軟に対応していくメンバー、なぜか最後まで狙いが裏目に出てしまうメンバー……と、誰がどんな作戦で心理戦に挑むのかは、ぜひ動画で確認してほしい。誰が美味しいちょい足しグルメに舌鼓を打てるのか、それともバラエティ的においしいポジションとなるのか。予想をしながら見るのも楽しいだろう。そして動画を見終えたときには、どんな企画も面白がって取り組み、そしてしっかりオチまでつく彼らに「SixTONESは持ってる」と言いたくなるに違いない。


(佐藤結衣)