第103回インディアナポリス500マイルレースの予選2日目が19日に行われ、ファストナインシュートアウトでトップスピードを記録したシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)が自身初となるインディ500ポールポジションを獲得した。
雨に見舞われた予選日2日目のインディアナポリス・モータースピードウェイ。スケジュールは大幅に変更され、ファストナインシュートアウトのプラクティスはキャンセルとなる。
雨が止み、マーシャルがコースを乾かすと16時半から最後の3グリッドを争うラストロウシュートアウトが開催。
ラストロウシュートアウトでは、最後のアテンプトとなったカイル・カイザー(ユンコス・レーシング)がフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・レーシング)をバンプアウトされ予選落ちが決定する。
その興奮が冷めやらぬなか、コーストラックではすぐにポールポジションを争うファストナインシュートアウトがスタート。予選1日目の9番手から順に4周の平均速度を計測するアテンプトへと向かう。
前日9番手のセバスチャン・ブルデー(デイル・コイン)は、平均228.621mphを記録。続いてアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)がアテンプトを行うがブルデーには届かない。
3番目に登場した昨年のポールシッター、エド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)は、1周目を230.372mphで走行。2周目も230mph台をキープし4周平均229.889mphと好アテンプトを見せる。
続くエド・カーペンター・レーシングのエド・ジョーンズもカーペンターには届かないが平均229.646mphと2番手に。
5番目にアテンプトを行ったルーキーのコルトン・ハータ(ハーディング・スタインブレナー・レーシング)は、平均229.086mphを記録し、この時点の3番手に入る。
ここからチーム・ペンスキーの3台がファストナインシュートアウトへと向かう。
まずはジョセフ・ニューガーデンがアテンプトへ。1周目から228.703mphとスピードは伸びず、平均228.396mphとブルデーの後ろの5番手に。
7番目のアタッカーはシモン・パジェノー。1周目を230.119mph、2周目も230.011mphを記録。さらに3周目も230.110mphで走行。4周目を229.729mphでまとめカーペンターを上回りトップに立つ。
ペンスキー勢のラストを飾るのはウィル・パワー。しかし、前日の勢いはなく228.645mphでハータの後ろとなる5番手に。
最後のアテンプトは、エド・カーペンター・レーシングのスペンサー・ピゴット。1周目は230.058mph、2周目からは229moh台に落とし、平均229.836mphで3番手となった。
インディカーGPを制したばかりのパジェノーが初のインディ500ポールポジションを獲得した。
予選2番手はエド・カーペンター、3番手にスペンサー・ピゴットとなり、エド・カーペンター・レーシング2台がフロントロウに並ぶ。オーナー兼ドライバーのエド・カーペンターは、3年連続のフロントロウスタートだ。
33グリッドが決定した第103回インディ500。翌日20日と24日カーブデイにプラクティス走行が行われ、26日にいよいよ決勝レースを迎える。