エン・ジャパンは5月15日、「テレワーク」に関するアンケート結果を発表した。調査は3月下旬から4月下旬にかけて、同社運営の『エン転職』利用者10207人を対象に実施。インターネット上で回答を得た。
テレワークという働き方について、全体の30%が「言葉も意味も知っている」と回答した。年代別にみると、「言葉も意味も知っている」と回答した人は、20代は22%、30代は30%、40代以上は36%と、年代を重ねるにつれ認知度が上がっている。
これまで働いた会社では、テレワークの制度があったか聞いてみると、「ある」と回答した人はわずか8%だった。
実際にテレワークで働いたことがある人は3%だった。具体的な働き方としては、「自宅で、会社と連絡を取り合いながら働く」という在宅勤務型が81%、次いで「移動中などに、会社のスマートフォンやパソコンなどを使って働く」というモバイルワーク型が36%だった。
テレワークを利用した日数は「不定期」が32%で最多、「週5日以上」(25%)、「週に1~2日」(24%)と続く。
テレワークしたくない理由1位は「仕事とプライベートを分けられるか不安だから」
テレワーク経験者にテレワークを選んだ理由を聞いてみると、1位は「通勤ストレスがないから」(49%)、2位「業務に集中できて生産性が上がるから」(32%)、3位「会社からの指示があったから」(26%)という結果となった。また、72%が「働き方に満足」(とても満足:32%、やや満足:40%)と回答した。
テレワーク未経験者も39%が「今後テレワークで働きたい」と回答した。理由としてはやはり「通勤ストレスがなくなるから」(76%)が一番多かった。
一方で、「テレワークで働きたくない」と回答した人は19%だった。理由として挙がったのは、「仕事とプライベートをハッキリ分けられるか不安だから」(57%)、「会社にいる時と同じ成果をテレワークで出せるかが不安だから」(32%)、「長時間労働などの時間管理が不安だから」(28%)などだった。