企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」は5月10日、「労働時間の満足度が高い企業ランキング」を発表した。
調査対象は、『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)の「建設機械」「工作機械」に記載があり、対象期間中に「キャリコネ」に20件以上寄せられた企業。対象期間は、2015年4月~2018年3月。【参照元:キャリコネ】
機械業界の労働時間の満足度が高い企業1位は「キャタピラージャパン」で、労働時間の満足度評価は5点中3.86。2位以降、「小松製作所」(3.66)、「ジェイテクト」(3.6)、「日立建機」(3.5)、「クボタ」(3.16)と続く。
「フレックス勤務が可能。定時退社日の設定があり順守率も高く定着」
1位「キャタピラージャパン」については、残業・休日出勤に関する口コミに関して、
「部署によるが、残業時間はここ10年で大幅に減っている。製造メンテナンスに関わる場合は休日出勤があるがそれ以外の部署ではない。残業時間の管理は明確になっており、安心して働ける環境である。またフレックス勤務が可能。定時退社日の設定があり順守率も高く定着している」(研究開発/30代前半男性/年収550万円/2015年度)
といった声が寄せられている。同社は世界最大の建設機械メーカーである米国・キャタピラー社の日本法人で、本社は横浜。世界販売台数の3分の1を日本で開発しており、特に明石事業所は油圧ショベル事業における最重要拠点となっている。
「ダイバーシティ&インクルージョン」をポリシーとし、女性の活躍、異文化理解などを促進するプログラムを推進。育児や介護との両立支援にも積極的で、明石事業所には所内保育所を完備。携帯端末で子どもの様子がわかるシステムがあるほか、子どもが生後満1年に達するまでは1日2回各45分の「育児時間」を利用可能だ。
コアタイムなしの「フレックスタイム制勤務」、最大週4日まで自宅等で勤務可能な「テレワーク制度(事由を問わない。ただし、会社が認めた場合に限る)」、最大60日まで残存有給休暇を積立て可能な「積立休暇制度」があるなど、ワークライフバランスを取りやすい環境が整っている。