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全日本F3選手権第3戦:フェネストラズが雨中のレースを制し今季2勝目。大湯、アーメドが表彰台

2019年05月18日 15:31  AUTOSPORT web

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全日本F3選手権第3戦オートポリスを制したサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)
全日本F3選手権第3戦は5月18日、14周の決勝レースが行われ、雨中のレースのなかサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)がポール・トゥ・ウインを飾った。2位は大湯都史樹(TODA FIGHTEX)、3位はエナム・アーメド(B-Max Racing with motopark F3)となった。

 10時10分から行われた公式予選を経て、14時05分にフォーメーションラップを迎えた全日本F3選手権第3戦の決勝。午前に比べても雨脚が強く、スターティンググリッドではスタッフやレースクイーンたちがなんとか傘をさすような強風が吹く状況だった。

 迎えたスタートはコンディションもあり、セーフティカースタートに。SCは3周をまわり、4周目にレースが始まったが、ポールポジションスタートのフェネストラズがスパート。2番手スタートの大湯都史樹(TODA FIGHTEX)、さらにエナム・アーメド(B-Max Racing with motopark F3)が続く展開。SC解除直後には、1コーナーでシャルル・ミレッシ(YTB by Carlin)が接触によりスピンを喫している。

 レースはウォータースクリーンが非常に大きく、スリッピーな路面でなかなか前車に近づくことができない状況が続いた。そんななかでポイント圏内を争う戦いをみせたのは6番手の小高一斗(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)と7番手の宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)。6周目から水煙のなかでバトルを展開していった。

 一方、トップを走るフェネストラズは首位を快走すると、最後は大湯に7.426秒の差をつけトップチェッカー。今季2勝目、そしてポールポジションとファステストラップをマークし、フルポイントを獲得した。

 2位の大湯は今季初表彰台。3位はアーメドで、これで3戦連続の表彰台に。4位は河野駿佑(RS FINE K&N F318)、5位は大津弘樹(ThreeBond F319)に。6位争いは最後まで小高が譲らずポイント獲得。宮田にとっては痛い無得点のレースとなってしまった。マスタークラスは11位でフィニッシュした山口大陸(タイロクレーシング28号)が3勝目を飾っている。

全日本F3選手権第3戦オートポリス 決勝結果
Pos.No.MCDriverCar NameCarLapsGridQualify111サッシャ・フェネストラズB-Max Racing with motopark F3F314/スピース1411’50.07122大湯都史樹TODA FIGHTEXF319/トダ1421’51.206365エナム・アーメドB-Max Racing with motopark F3F312/スピース1431’51.581435河野駿佑RS FINE K&N F318F318/HWA1441’51.636512大津弘樹ThreeBond F318F318/スリーボンド東名1451’52.020637小高一斗カローラ中京 Kuo TOM’S F317F317/トヨタ-トムス1471’52.694736宮田莉朋カローラ中京 Kuo TOM’S F317F317/トヨタ-トムス1481’53.12588片山義章YTB by CarlinF315/スピース1491’53.185951アメヤ・ベイディアナサンB-Max Racing with motopark F3F315/スピース14101’53.928107シャルル・ミレッシYTB by CarlinF317/スピース1461’52.1551128M山口大陸タイロクレーシング28号F315/スピース14111’54.2511213三浦愛ThreeBond F314F314/スリーボンド東名14121’54.7281330MDRAGONTEAM DRAGON F3F314/スピース14131’55.826145M久保田克昭Planex・スマカメ F3F315/トヨタ-トムス13141’58.236
ファステストラップ:サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3) 1'52.009(11/14)
ペナルティ:No.30は、国際モータースポーツ競技規則 付則L項 第4章 第5条 違反(ピット出口のホワイトラインカット)により、訓戒および罰金20,000円を科した。