レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、2019年型RB15にメルセデスW10より優れている面は、今のところひとつもないと語った。
メルセデスはここまでの5戦すべてでワンツーフィニッシュを飾り、すでに217ポイントを獲得、F1コンストラクターズランキングで2位のフェラーリに96ポイントの差をつけている。レッドブル・ホンダは87ポイントで3位に続いている。
フェルスタッペン自身は、今シーズン、ここまでのキャリアのなかで最も安定したパフォーマンスを発揮。RB15・ホンダの性能を最大限引き出して、3位を2回、4位を3回獲得し、フェルスタッペンは現在、フェラーリ勢より上位のランキング3位となっている。
毎戦、可能な最大の結果を出すことを目指しているフェルスタッペンだが、優勝争いに絡むことはできずにいる。現時点で、今年のパッケージにおいてメルセデスより優れた面は見当たらないと、フェルスタッペンは述べている。
「今の段階ではメルセデスと比較して僕らの方が格段に優れている部分はひとつもない」とフェルスタッペンが語ったとFormula1.comが伝えた。
「僕らのマシンは優れている。悪いマシンでは決してない。ただ、今のところ、メルセデスの方がどこにおいても僕らよりも幾分速い」
「中速、高速においてはかなり近いと思う。でも、それは週末ごとのマシンのダウンフォースレベルによるから、判断するのは難しい。一方で(スペインGPのバルセロナで)彼らが低速コーナーで強力だったのは確かだ。そうなると彼らはモナコでもかなり強そうだ」
2018年のモナコでは、当時レッドブルに所属していたダニエル・リカルドがポールポジションから優勝を飾っており、レッドブルとしては今年もモナコで好結果をつかみたいところだ。しかし今年のスペインGPでは、低速セクター3でのタイムを見ると、メルセデスが圧倒的に速く、レッドブル・ホンダは2番手だった。
「(バルセロナでの)最終セクターでの低速パフォーマンスを見る限り、僕らがモナコ勝者の最有力候補でないのは明らかだ」とフェルスタッペンは言う。
「去年はモナコで圧倒的に強かったけれど、今年はそうはならないと思う」