人の味覚は千差万別。食の好みをあれこれ言うのは間違っている。ただ、そんなこともお構いなしに、他人の食事にいろいろ口出しする人は少なくない。
5月11日のはてな匿名ダイアリーに「ふりかけを馬鹿にされた……。」という投稿が寄せられた。投稿者は持参した弁当に、たまごとのりのふりかけをかけていたところ、「40代くらいの奴が、そんなもんかけているのか、ガキかよ」と言われたという。(文:石川祐介)
続々と集まる擁護の声「職場にふりかけ5種類ぐらいストックしてる」
どこで、誰に言われたのかなどの詳細は投稿内容には書かれていないが、40代ということで、恐らく職場での出来事と思われる。
「家の会社では60近い人でもふりかけ使っていて、もらっている人もいるよ」
「職場にふりかけ5種類ぐらい常時ストックしてるよ。作っていった弁当とか買ってきた弁当に今日はどのふりかけかけようかしら?と軽くワクワクしてるんだけど」
ふりかけに年齢は関係ないという意見が多く寄せられた。数種類を職場に置いておき、その日の気分で選ぶことを楽しみにしている人もいるようだ。
さらに、あえて子供が好きそうなふりかけを使っているという意見も見られた。
「ドラえもんのふりかけ持って行ってる。皆黙々と昼食をとる中ひみつ道具のイラストにほっこりしてるよ」
戦隊モノやアニメの絵柄は、仕事のピリピリ感から心を開放してくれそうだ。
「ふりかけがどうこうの話ではなく、単にその人があなたのことを見下しているだけ」
大人がふりかけを使ってもなんらおかしくないという意見が多数派だったが、そもそも「人の食事にとやかく言う人間の方がガキ」、「人のやることや価値観に口出す人は相手にしなくてよろしい」と、嫌味を言った人への批判的な意見も散見された。他人の好みにケチをつける人は相手にすべきでないと勧める声も少なくない。
「ふりかけがどうこうの話ではなく、単にその人があなたのことを見下しているだけ」
「中学の弁当の定番が祖母の自家製(ゆかり梅漬けたシソ乾燥させた奴)だったんだけど、年寄り臭いとかいろいろ言われたので、何持ってっても言う奴は言う」
そもそも、その人はふりかけ云々ではなく、投稿者にマウンティングしたかった可能性も想定できる。「シャケフレークとか佃煮、ソフトタイプのふりかけなら馬鹿にされないんだろうなあ」という意見も見られたが、こういうタイプの人は何にでもケチを付けそうだ。ご飯のお供がなんであっても嫌味を言ってくるだろう。
今回はふりかけが引き金となったが、次は全く違うことで難癖をつけられ、不快な気持ちにさせられそうだ。個人差があるものをバカにされたら、今度こそ毅然とした態度で対応したいものだ、