現在放送中のNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』の追加キャストが発表された。
『いだてん~東京オリムピック噺~』は、オリンピックの歴史を題材にした宮藤官九郎のオリジナル脚本作品。日本初のオリンピック選手・金栗四三役を中村勘九郎、1964年の東京オリンピックを組織委員会事務総長として成功に導く田畑政治役を阿部サダヲが演じ、ダブル主演を務める。
今回発表されたのは、水泳を題材とした第2部「田畑政治篇」に出演する麻生久美子、桐谷健太、加藤雅也、塚本晋也、リリー・フランキー、薬師丸ひろ子、萩原健一、塩見三省、じろう(シソンヌ)。
麻生は田畑の妻・酒井菊枝役、桐谷は田畑の同僚の新聞記者・河野一郎役、加藤は外交官でIOC委員の杉村陽太郎役、塚本はIOC委員の副島道正伯爵役、リリー・フランキーは田畑の上司で政治部長の緒方竹虎役、薬師丸はバー「ローズ」のママ・マリー役、3月に逝去した萩原は第20代内閣総理大臣・高橋是清役、塩見は第29代内閣総理大臣・犬養毅役、じろうは田畑の同僚の新聞記者・尾高役をそれぞれ演じる。
■訓覇圭(NHK)のコメント
「いだてん」を企画するまで、「幻のオリンピック」の存在を知りませんでした。実は戦前に東京オリンピックが開かれるはずだったこと。それを、何故なぜか返上してしまったこと。その“何故?”を調べていくうちに、ダイナミックな昭和史が見えてきました。五・一五事件、ニ・ニ六事件、そして第2次世界大戦……。はたしてドラマ化可能なのか? 少し怖くもあリました。でも、宮藤さんがとてもすてきな本を書いてくださり、こんなすてきな役者陣で演じていただける。「いだてん」第2部、さらにスケールアップしてお届けします! 最後に、歴史を撮影していると、無常で残酷な時の流れを感じざるを得ません。高橋是清役の萩原健一さんが3月にお亡くなりになりました。この場をお借りして、謹んで哀悼の意を表します。