ウイリアムズのリザーブドライバーを務めるニコラス・ラティフィは、6月に彼の母国で開催されるカナダGPにおいて、フリー走行1回目に出走することが決まった。
2019年シーズンはダムスからFIA-F2に参戦し、第3戦を終えてランキング首位に立っているラティフィ。彼はF1第5戦スペインGP後に行われたインシーズンテストにも、ウイリアムズから参加した。
ラティフィは2018年にレーシングポイントの前身であるフォースインディアでリザーブ兼テストドライバーを務めており、この時にもフリー走行に参加した経験がある。
「全体的に2日間のテストには満足できた。カナダGPでフリー走行に参加することを楽しみにしている」とラティフィは話した。
彼がF2で印象的な結果を残していることや、ウイリアムズとの関わりを見て、2019年シーズンの後半にはロバート・クビサと交代してF1に参戦する可能性があるのではないかとも推測されていた。
しかしラティフィ自身は、その件についてウイリアムズと話をしたことはないと主張している。
「もちろん、僕の目標はF1に参戦することだ。だけど今年の僕のプログラムは、F2に集中することだ」
「それが最優先事項だ。僕は今の調子を保ち、タイトルを獲得することに集中しなければならない。もしそれができたら、自分は2020年にF1へ行くために申し分ない場所にいるのだということがわかるだろう」
「シーズンが始まれば、たくさんのことが起こる可能性がある。でも過去を振り返ってF2やGP2でタイトルを獲得した人を見れば、そういう人たちの多くがF1にいるんだ」
「僕の考えで言えば、もしタイトルを獲ることができたら、その時の自分の目標は『すぐにF1に昇格すること』になる」