人材サービスを提供するランスタッドは5月15日、「エンプロイヤーブランド・リサーチ いま最も働きたい企業2019」日本版の結果を発表した。調査は2018年12月にネット上で実施し、18~65歳の日本人男女6746人から回答を得た。
1位は「サントリーホールディングス」で、昨年11位から躍進した。2012年に日本で同調査を実施して以来、3度目の首位となった。「職場環境が快適である」「環境や社会に貢献している」「興味深い仕事がある」など、10指標中9の指標でトップ10入りした。
3位トヨタは「財務体質が健全」「キャリアアップの機会アリ」など6指標で首位
2位は昨年5位だった「味の素」。「ワークライフバランスが実現しやすい」「長期にわたる安定した雇用機会がある」「職場環境が快適である」など10指標中6つでトップ10に入った。
3位「トヨタ自動車」は、「財務体質が健全である」「長期にわたる安定した雇用機会がある」「キャリアアップの機会がある」「革新的な技術を活用している」「社会的評価が高い」「給与と福利厚生が充実している」の6指標で1位となっている。
4位は「ソニー」で、5位は昨年首位の「パナソニック」。6位以降、「楽天」、「キリンホールディングス」、「日清食品ホールディングス」、「花王」、「アサヒグループホールディングス」がトップ10に。
11位以降、「明治ホールディングス」、「全日本空輸(ANA)」、「キヤノン」、「資生堂」、「大塚ホールディングス(大塚製薬)」、「富士フィルムホールディングス」、「日立」、「本田技研工業」、「日本航空(JAL)」、「TOTO」と続く。
革新的な技術・サービスで注目された企業は「Google Japan」「カルビー」「ヤフー」
海外企業部門では、昨年に引き続き「Apple Japan」が首位。トップ5には「Amazon Japan」、「P&G」、「中外製薬(ロシュグループ)」、「ジョンソン・エンド・ジョンソン」が入る。
業界別に見ると、建設・不動産・住関連では「TOTO」、食品・飲料では「サントリーホールディングス」、ヘルスケア・ホームケア・化学では「花王」、資源・素材では「ブリヂストン」、機械・運送用機械では「トヨタ自動車」が1位となった。
電気機器・精密機器・そのほか製造では「ソニー」、商社・卸・小売業では「セブン&アイ・ホールディングス」、金融・保険では「日本郵政」、運輸では「全日本空輸(ANA)」、情報通信・サービス業では「楽天」が首位を獲得した。
革新的な技術やサービスで注目された企業1位には、3年連続で「Google Japan」がランクイン。以降「カルビー」、「ヤフー」、「クックパッド」、「キーエンス」と続く。