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インターコンチネンタルGTチャレンジ、バサースト12時間との契約を延長。「IGTCのDNAと呼べる存在」

2019年05月16日 19:11  AUTOSPORT web

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難コースとして知られるマウントパノラマ・モーターレーシング・サーキット
IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジを主宰するSROモータースポーツグループは、バサースト12時間のオーガナイザーと契約延長で合意したことを発表。少なくとも2021年までインターコンチネンタルGTチャレンジ開幕戦をバサーストで行うことを明らかにした。

 IGTCは、スパ24時間レースや鈴鹿10時間耐久レース、カリフォルニア8時間など、世界各地で行われる耐久レースで争われるシリーズだ。

 オーストラリアのマウントパノラマ・モーターレーシング・サーキットで1月末から2月頭にかけて開催されるバサースト12時間は、シリーズが発足した2016年から開幕戦の大役を務めてきた。

 今回の契約延長により、少なくとも2021年まではバサースト12時間がIGTC開幕戦を務めることになる。最上位クラスを争うGT3カーは、SROが定めるBoP(性能調整)やテクニカルレギュレーションのもとでレースを戦う。

 2020年大会は1月31~2月2日の日程で開催される予定で、31日(金)にプラクティス、1日(土)に予選とサポートレースが行われ、2日(日)に12時間の決勝が行われるフォーマットとなる予定。

 また、2019年に初めて実施されたパレード『タウン・トゥ・トラック』の継続開催も決定。プラクティス前日の1月30日にマシンがサーキットからバサーストまでパレードランを行う。

 SROモータースポーツグループのステファン・ラテルCEOは「リキモリ・バサースト12時間は素晴らしいイベントであると同時に、IGTCの“DNA”とも呼べる存在なんだ」とコメントしている。

「IGTCは世界最高のGT3レースを集めたシリーズにすることを目標にしていて、バサースト12時間はシリーズに欠かせない存在だ。バサースト12時間なしのレースカレンダーは考えられないくらいだよ」

「なにより(開催地である)マウントパノラマは世界屈指のタフサーキットなんだ。バサースト12時間の話をすると、どのドライバーも目を輝かせるくらいにね」

 バサースト12時間側も「我々とSROモータースポーツの関係性は日々深まっており、パートナーシップを延長することは自然な流れだった」とのコメントを発表している。

「我々がシリーズ創設時から関与しているIGTCが成長していくのはうれしいことだ。シリーズに参戦するマニュファクチャラー各社も、この世界的シリーズに携わることに価値を見出してくれているはずだ」

「2020年にはマクラーレンやポルシェ、ランボルギーニ、アストンマーチンが新車やアップグレードモデルのマシンでバサーストを初めて戦うことになるだろうし、まだ見ぬ新メーカーが参戦する可能性もあるだろう」