マクロミルは5月14日、「今年の夏のボーナスの支給の有無や見込みの支給額、使い道」の調査結果を発表した。調査は4月中旬に実施。15歳~64歳の民間企業に勤める正社員の男女1000人から回答を得た。
2019年夏のボーナスを支給される予定の人は84%。支給予定のない人は16%で、いずれも2017年と同水準だった。2018年の結果と比較すると、支給予定の人が4.9ポイント上昇している。
使い道2位は「旅行」、3位「外食」、4位「ローン返済」
夏のボーナスが支給される予定の人に見込み額を聞くと、平均46万6326円。昨年の平均45万3521円から、1万2805円増えた。
ボーナスの使い道は、1位は「預貯金」(70%)。2位は「旅行」(29%)、3位は「外食」(25%)で、以降「ローン返済」(24%)、「子供の教育費」(17%)と続く。使い道は昨年と同じ傾向だった。
「預貯金の理由」は「安心感を持つため」(47%)が最多で、以降、「老後の生活費として」(45%)、「病気・失業などもしもの時の備えとして」(32%)と続く。新しいものを購入するための資金という目的ではなく、老後や万一働けなくなった時の備えとして確保する人が多いとうかがえる。
「夏のボーナスで奮発してやりたいことや買いたいものはない」約3割
「夏のボーナスを使って奮発してやりたいことや買いたいものはあるか」を聞くと、「旅行に行く」(35%)が最多だった。預貯金や投資を含んだ夏ボーナスの全体の使い道としても「旅行」は、4位に入っている。ボーナスを資金源に旅行に費やす人が一定数いるようだ。
2位は「レジャーにお金をかける」(19%)、3位は「趣味にお金をかける」(18%)で、電化製品や洋服などを購入したいという人はいずれも15%以下だった。「奮発してやりたいことや買いたいものはない」と答えた人は34%だった。