FIA-F2ドライバーのニキータ・マゼピンは、バルセロナ・カタロニア・サーキットでのF1合同テストでメルセデスのマシンで走行し、この日のトップタイムをマーク、“信じられないほど素晴らしい”一日を楽しんだと語った。
現在マゼピンは、メルセデスでのF1プライベートテストとして、2017年仕様のマシンでさまざまなコースを走行している。その彼が、15日、2019年型マシンW10での走行を任された。このマシンでメルセデスはここまで5戦連続でワンツーフィニッシュを達成している。
20歳のマゼピンは、チームのプログラムに沿って精力的に走行し、その日最後のパフォーマンス走行の間に全体でのトップタイムを記録した。
「今日は信じられないほど素晴らしかった」と晴れやかな表情のマゼピンは語った。「このチームの一員になることは、たとえこの日だけだとしても僕にとってはとても特別なことだ」
「このようなマシンを走らせることは、すべての若手ドライバーの夢だ。今日僕の夢は叶った。だから本当にうれしい」
「重要なのはコース上でも成果を出せた一日だったということだ。僕たちはほぼ予定どおりにデータを収集し、なんのトラブルにも見舞われなかった。僕としては一日の初めから終わりまで一貫してパフォーマンスを発揮できたと感じている。それはチームにとって重要なことだ」
「午後のパフォーマンス走行では競争力があったし、マシンのフィーリングも素晴らしかった。チームの全員が一生懸命働いていて、このマシンに座るとそのことを感じることができる」
メルセデスのスポーティングディレクターを務めるロン・メドウズは、マゼピンの貢献と仕事振りを高く評価した。
「ここバルセロナで、今日もまた成果を上げることができた。我々は計画したすべてのプログラムを首尾よく完了させた」
「一日のうち、初めの4分の3では空力とパワーユニット開発テストに焦点をあて、ワンラップのパフォーマンス走行に切り替える前に、ニキータとタイヤの異なる仕様に取り組んだ」
「彼は我々の期待どおりに、今日は本当に素晴らしい仕事をしてくれた」