トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、2019年F1バルセロナテスト2日目の走行を担当し、109周を走行、今後のレースで活用できるデータをたくさん集めることができたと語った。
テスト最終日の15日、アルボンはトロロッソSTR14・ホンダで周回を重ね、セッション終盤にC4タイヤで1分17秒079をマークし、この日参加した13人中2番手となった。その直後、ターン10でマシンをとめ、この日最後の赤旗を出して走行を終了することになったが、それまでの周回でやるべき作業はすべてこなしていたとアルボンは言う。
「とても生産的な一日だったと思う。予定していた走行をすべて行うことができたんだ」とアルボン。
「(スペインの)週末に持ち込んだアップデートについて学び、どのように機能しているのかについて理解を深めることができた。今回のテストで学んだたくさんのことを今後のレースに活用していけるはずだよ」
「僕自身について言えば、マシンがどういう状態になることを自分が望み、予選に向けてセットアップをどこに持っていきたいのか、より明確になりつつある。全体的に今日はたくさんの作業ができてよかった」
トロロッソのヘッド・オブ・ビークルパフォーマンスのギヨーム・デゾトーは、パッケージ全体が高い信頼性を発揮したことで、作業をスムーズに進めることができたと語った。
「今日も有意義な一日だった。アレックスはダニール(・クビアト)から作業を引き継ぎ、重要な空力データ収集を完了した。午前中はその作業で忙しかった。ランチタイム前には、赤旗が2回出たものの、今後のタイヤに関する最適化のため、C3タイヤでのショートランを何度か行った」
「午後には風が強くなってきて、マシンが不安定になり、ドライバーにとっては運転しづらい状況だった。C2タイヤでさまざまなアプローチを探るためのサスペンションセットアップに取り組み、C3コンパウンドでいくつかテストアイテムをこなしてから、C4に換えてパフォーマンスランを行った」
「インシーズンテストの流れにはとても満足している。マシンもPUも高い信頼性を示し、ドライバーもミスをしなかった。そのおかげで分析するためのデータを大量に持ち帰ることができる」
「シーズンのこれほど早い段階でテストが終わってしまうのはもちろん厳しい。あと16戦残っているのだ。しかしここで集めたデータを利用して、パッケージを改善するためにベストを尽くしていきたい」