日本労働組合総連合会は5月15日、「働き方に関するホンネアンケート」の調査結果を発表した。調査は今年4月27日・28日に実施。1232人から回答を得た。
我慢できる残業時間は月何時間までか聞いたところ、最も多かったのは「11~40時間」で37%という結果だった。次いで「1~10時間」が33%、「41~80時間」が12%、「0時間」が11%となっている。8割以上の人が「40時間以下」と回答している。
給料や雇用形態が原因の不安1位は「自分の老後」
「給料や雇用形態が原因であきらめていること、不安なこと」について聞いたところ、1位は「自分の老後」で32.3%だった。「不安はない・給料に満足」と回答した人は25%で2位、以下「クビ切り・雇止め」「結婚」などが続く。75%の人が給料や雇用形態が原因で何かしらの不安を抱えているという結果となった。
「仕事上でハラスメントを受けたことはあるか」という質問には、全体の47.3%の人が、「受けたことがない」と回答し最多だった。2位は「パワハラ」(31%)、3位「お客様・取引先などからの暴言等」(13.7%)、4位「セクハラ」(4.7%)という結果となっている。
職場で困ったことを相談できる相手については、1位は「同僚」で25.1%、2位は「家族」で22.8%だった。一方、「いない」と回答した人も18.6%いた。
解決したい仕事の悩みを4択で聞いたところ、1位は「低賃金」で575票だった。次いで「長時間労働」(398票)、「ハラスメント」(213票)、「相談相手がいない」(177票)という結果となっている。