2019年05月16日 07:01 リアルサウンド
お笑いコンビ・ジャルジャル(後藤淳平、福徳秀介)が5月11日、YouTube公式チャンネル「JARU JARU TOWER」の総再生回数1億回突破を記念して、「1億回記念! 本気ネタ」と銘打ったショートコント動画を公開した。
(参考:友近&ゆりやん、バカリズム、ハリウッドザコシショウ……YouTubeで芸人達が届けるお笑いの世界)
「JARU JARU TOWER」は、ジャルジャルのショートコントシリーズ「○○な奴」が、毎日1本配信されるチャンネル。2018年2月14日に公開された「変なストリートミュージシャン来ると思ってた変な奴」から、5月15日時点の最新作「南っていう奴~しりとり~」まで、合計600本以上の動画がアップロードされている。なお、ジャルジャルには8000本の持ちネタがあるらしく、そのすべてが公開されるのはまだまだ先で、2039年11月8日になるという。「TOWER」の完成は果てしなく遠く、その分、ネタ切れの心配は必要なさそうだ。
さて、多種多様な「○○な奴」動画の中で、とりわけ再生回数1億回に大きく寄与した動画の一つといえば、「M-1決勝でやったネタ 国名分けっこやる奴」だろう。ジャルジャルが2018年『M-1グランプリ』決勝の舞台で披露したこのネタは、オリジナルの遊び「国名分けっこ」を繰り広げるというもの。福徳が「アメ」といえば後藤が「リカ」、福徳が「イギ」といえば後藤が「リス」、福徳が「中」といえば後藤が「国」というように、福徳が言った半分だけの国名を、後藤が補完するという遊びだ。
ネタにおける笑いのギアが上がるポイントは、最初、万遍なく様々な国名を言っていた福徳が、途中から同じ言葉だけを連呼するところ。福徳が「イン」といえば、後藤は「ドネシア」と言い、その後も、福徳が「イン」、後藤が「ドネシア」、福徳が「イン」、後藤が「ドネシア」と繰り返し、堪らず後藤が「インドネシア、多いな!」とツッコむという流れになっている。
この「国名分けっこやる奴」は5月15日時点で229万3658回と、お笑い動画としては驚異的な再生回数を記録。また、多くのユーザーにとって「JARU JARU TOWER」を知るきっかけになったとも考えられ、再生回数を伸ばす一助になったことは想像に難くない。
この総再生回数1億回突破を記念して公開された「1億回記念! 本気ネタ」は、合計34本。「押しドア、引きドア、間違える奴」「うろ覚えで路上ライブする奴」「落語長すぎる奴」「男子高校生のくせにアイドル目線な歌を作る奴」など厳選されたネタの数々を楽しむことができる。
また、7月6日には記念ライブも開催予定。こちらは、「JARU JARU TOWER」内に上がっている動画の中から、ユーザー投票で人気の高かったネタを披露するというイベント。ジャルジャルの有料会員制 “ネタサロン”「ジャルジャルに興味ある奴」の会員のみ参加可能なライブではあるものの、「JARU JARU TOWER」での生配信も行われるので、気になる方はぜひチェックしてみると良いだろう。
(こじへい)