F1バルセロナテスト初日、トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは、13人中3番手にあたるタイムを記録した。クビアトとチームは、トラブルフリーで順調に周回を重ね、予定していた作業を全て終えられたことを喜んでいる。
2019年最後のF1インシーズンテストが2日間にわたりバルセロナで開催、初日14日は快晴に恵まれ、各チームがモナコGP以降のパフォーマンス向上を目指して、大量の作業に取り組んだ。
クビアトは121周を走行、C4タイヤで午後に出した1分17秒679で、メルセデス、フェラーリに続く3番手となった。
「有意義なテスト初日だった。今日予定していたすべてのプログラムをカバーし、テスト項目をこなすことができた」とクビアト。
「チームは完璧な仕事をした。目指していたとおりに、高い信頼性を発揮し、一貫した走行を行うことができたんだ」
「このテストでやりたかったことを完了したので、次はここからたくさんのことを学びたい。そうすれば、直近の数戦に新しいアイデアを持ち込むことができるだろう」
トロロッソのヘッド・オブ・ビークルパフォーマンスのギヨーム・デゾトーも、極めて順調なテストデーだったと振り返り、翌日の最終日も最大限に活用したいと語っている。
「バルセロナテスト初日はとてもいい一日だった。天候に恵まれ、マシンにトラブルもなく、ダニールにミスもなく、完璧な走行ができた。そのおかげで、プログラムを完了することができた」
「スペインGPで新パッケージを導入したことを受け、今日の午前中には空力データを収集し、その後、マシンへの理解を進め、ダニールの望む方向性をよく知るために、C3コンパウンドでさまざまなセットアップをテストした。午後にはC3でのセットアップ作業をさらに進めた後、C2タイヤでロングランを行った。最後にC4で何度かショートランをして、今日の作業を締めくくった」
「今回のテストは、マシンについてより明確な答えを得て、学習するための素晴らしい機会になる。レースウイークエンドでは走行が限られており、コースによってタイヤのチョイスが異なり、路面の変化もある。また、ドライバーにとって初めての場所であれば、コースレイアウトを覚えるところから始めなければならない。そのため、大きく異なるセッティングを試すのは比較的難しいと言わざるを得ない」
「これからファエンツァとバイチェスターのスタッフとともにデータの分析を行い、2019年インシーズンテスト最終日に向けたアレックス(・アルボン)の走行プランに合わせて、マシンの準備をしたい」