フェラーリの育成ドライバーで、ザウバー・ジュニアチーム・バイ・チャロウズからFIA-F2に参戦しているカラム・アイロット。カタロニア・サーキットで行われているインシーズンテスト初日にアルファロメオ・レーシングから参加したが、大きなクラッシュを喫してしまい、予定よりも早くテストを切り上げることになってしまった。
火曜日の午後に不運に見舞われるまで、アイロットは順調に走行し、40周の間、安定した走りで優れたレベルのパフォーマンスを発揮していた。
しかし午後のセッションでは、ターン3にで突然クラッシュしてしまった。最終的な周回数は41、ベストタイムはC2タイヤで記録した1分19秒819。12番手でテストを終えた。
「ターン3に進入したあと、いきなり大きくスナップしてしまった。前触れも何もなかった。ただぶつかったんだ。だから説明できない」とアイロットは語った。
「風の吹き方も同じで、何も壊れているところは見られなかったし、ドライビングについても同じだった。少しおかしな状況だ」
「他の周回とまったく同じだったから、完全に不意をつかれた。まだ原因を調べているところだ。変なクラッシュだった」
幸い、アイロットはバリアのおかげで衝撃を免れて無傷だったが、彼の士気には傷がついたようだ。
「自分にとってもアルファロメオ・レーシングにとってもショックだったし、もちろんチームを落胆させてしまったと感じている」
「クラッシュするまではうまくいっていたし、計画通りプログラムを進めることができていた」
「スピードとグリップレベルに関して言えば、F2とF1マシンの違いは圧倒的だ」
「スタート直後からとても落ち着いていられたし、着実にパフォーマンスを改善できていたが、ターン3で台無しになった。F1マシンでの初日をこのように終えることになるとは予想していなかった」
「それでも素晴らしい学習経験になった。この機会を与えてくれたアルファロメオ・レーシングには感謝している」