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サヴィー元デザイナーの牧大輔が新ブランド「アルテリア」立ち上げ、長く使える上質なアイテムを提案

2019年05月15日 12:12  Fashionsnap.com

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「サヴィー(salvy;)」のデザイナーを務めていた牧大輔による新ブランド「アルテリア(ULTERIOR)」が、2019年秋冬シーズンにデビューする。

 牧は服飾専門学校を卒業後、いくつかのセレクトショップで販売やバイヤーとして働き、コレクションブランドでマーチャンダイザーを経験。2010年からはフリーランスとして活動し、複数のブランドディレクション業務に携わりながら、2013年にサヴィーを立ち上げた。契約満了に伴いサヴィー運営元のTHREEから退社しており、サヴィーは2019年春夏シーズンの商品展開が終了する6月末で一旦ブランドを休止するという。アルテリアは、牧自身が設立したGroundworksが運営する。
 新ブランドのアイテムには厳選した原料から作ったオリジナル素材を使用し、長く愛用できる上質なアイテムを提案。1980年代にアメリカで発行されていた「WET Magazine」の元編集長レナード・コーレン(Leonard Koren)による書籍「Wabi-Sabi」や谷崎潤一郎の随筆「陰翳礼讃」の世界観を意識し、日本人の根底にある美意識をアイテムに落とし込む。特定の年齢層や性別といったターゲットは設定せず、必要最小限の機能を取り入れたベーシックなアイテムを、どこか違和感や不完全さを感じさせるデザインに仕上げるという。 
 ファーストシーズンはメンズウェアを中心に15型を製作。カットソーやコートなどはユニセックスで展開する。価格帯はコートが8万円~14万円、ジャケットが5万円~6万5,000円、シャツが2万円~3万円、パンツが2万8,000円~4万円、カットソーが9,000円~4万5,000円。国内のセレクトショップ約30店舗での販売を予定している。
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■アルテリア:公式サイト