14日、スペインのバルセロナ・カタロニア・サーキットで、F1インシーズンテストがスタート、ホンダのパワーユニット(PU/エンジン)を搭載するレッドブル・レーシングとスクーデリア・トロロッソが周回を重ねた。
2日間のテストの初日、レッドブル・ホンダはピエール・ガスリー、トロロッソ・ホンダはダニール・クビアトが走行を担当した。
ガスリーはセッション終盤にトランスミッション関連と思われるトラブルでストップしたものの、合計で118周を走り、多くのテスト項目をこなすことができたということだ。自己ベストタイムはC3タイヤでマークした1分18秒140で、13人中5番手だった。
トロロッソ・ホンダのクビアトは、C4タイヤで1分17秒679をマーク、121周を順調に走りこみ、メルセデス、フェラーリに続く3番手となった。
ホンダF1副テクニカルディレクターの本橋正充氏は、テスト初日、パワーユニット側はスムーズにプログラムを消化できたと語っている。
「今日のバルセロナでのインシーズンテスト初日は生産的な一日となりました。昨日載せ換えを行ったテスト用のPUを使用してガスリー選手、クビアト選手ともに100周以上を走行し、十分なマイレージを重ねることができました」
「PU側としては来週末のモナコに向けたセッティングの調整、その他ハードウェアやソフトウェアの確認、長期的な開発プログラム向けのテストなどを行い、ほぼ予定どおりにプログラムを終えています」
「一昨日同じ場所でレースを走ったばかりですので、レース週末で収集したデータをベンチマークとして、いい分析ができると考えています」