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ELMS第2戦:王者Gドライブ、『アウルス』で初勝利。LMP3クラスでは全車抜き優勝も

2019年05月14日 17:21  AUTOSPORT web

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ELMS第2戦モンツァで優勝したGドライブ・レーシングの26号車アウルス01・ギブソン
ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズは5月12日、イタリア・モンツァで第2戦モンツァ4時間レースが行われ、ディフェンディングチャンピオンのGドライブ・レーシング、26号車アウルス01・ギブソン(ロマン・ルシノフ/ヨブ・バン・ウイタート/ノルマン・ネート組)が2019年シーズン初勝利を挙げた。

 2019年シーズン開幕戦ル・カステレから1カ月後の開催となった第2戦モンツァは、LMP2、LMP3、LMGTEの3クラスから合計41台が集結し、4時間に渡って争われる決勝レースを迎えた。

 オープニングラップを制したのは4番手スタートながら、ポールシッターであるクール・レーシングの37号車オレカ07を含む3台を交わしたグラフの39号車オレカ07だ。

 アレクサンドル・クーニョがドライブする39号車オレカは、第1スティントでドラゴンスピードの21号車オレカ07にオーバーテイクを許すものの、1回目のピットインまでにこれを再逆転。その後もLMP3カーのクラッシュによりセーフティカーが導入されたレース前半戦を39号車オレカがリードしていく。

 その39号車はレース折り返しを過ぎたところでピットへ。このタイミングで2番手スタートから機を窺っていたGドライブ・レーシングの26号車アウルスがトップに躍り出ることに成功した。

 Gドライブはフィニッシュまで1時間13分時点で提示された、今レース2度目のフルコースイエローの間にピットインを済ませ、2番手に順位を上げてきたユナイテッド・オートスポーツの32号車リジェJS P217を抑えて首位でコースに復帰していく。

 レース終盤、この32号車リジェを交わして2番手となったIDECスポーツの28号車オレカ07がGドライブに接近する。その差はラップを重ねるごとに縮まっていき、ファイナルラップには約2秒となった。

 しかし、26号車アウルスを駆るネートは、28号車オレカのポール・ループ・シャタンの追撃を振り切ってトップチェッカー。レギュラードライバーのジャン-エリック・ベルニュがフォーミュラE第9戦モナコE-Prixに出場するため欠場したチームに、今季初勝利をプレゼントした。IDECスポーツは追撃及ばず2.1秒差の総合2位に。3位には32号車リジェが入った。

 LMP3クラスではメカニカルトラブルで予選ノータイムに終わり、クラス最後尾からのスタートとなったユーロインターナショナルの11号車リジェJS P3・ニッサンが大逆転優勝を達成。LMGTEクラスはデンプシー・プロトン・レーシングの77号車ポルシェ911 RSRが制している。

 ELMSの次戦、第3戦バルセロナは7月19~29日、スペインのカタロニア・サーキットで行われる。