ファッションサイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZOは5月13日、アルバイトを新たに2000人採用すると発表した。給料は従来の1000円から、週4日以上勤務なら3割増の1300円となる。
今回募集するのは物流倉庫「ZOZOBASE」の商品管理アルバイトで、勤務先は千葉県習志野・茨城県筑波勤務の2拠点。都心から少し離れた地域であるため、前澤友作社長が募集を呼びかけたツイートのリプライ欄では「近くだったら働きたかったです」と言った声が寄せられた。
これに対して、前澤社長は「働きたいけど遠いからこっちにも倉庫作って、って言ってくるような人は、仮にそっちに倉庫作っても採用されないと思うよ」とツイートし、物議を醸している。
バイトにどれほどのモチベーションを求めるの?「本人次第かと。求めるものではなく」
前澤社長は今回のバイト募集について、ツイッターで「夢叶えるために正社員は無理だけど、バイトしながら頑張りたいって人たくさんいます」と投稿していた。自身も学生時代にバイトをしてスタジオ練習をし、バンドデビューできたとして「皆さんが好きなことを仕事にできますように」という。
これに対して、前述の「近くだったら働きたかった」といったリプライが相次いだ。前澤社長はその考え方に異議を唱える形で「採用されないと思う」と投稿したとみられる。これに続いて、前澤社長は、
「当時のバイトは時給800円だったけど、それでもいいからって、中には家族連れて引っ越してきたようなスタッフもいました。そんなメンバーが集まって作ったのがZOZOTOWNです。そしてそんなメンバーの中には現在の幹部社員もたくさん含まれてます」
と説明。「待っててもチャンスは来ない。行動するもしないも自分次第。ってことです」と投稿した。リプライで「アルバイトにどれだけのモチベーションを求めているのか」と問われると、「モチベーションは本人次第かと。求めるものではなく」と回答している。
一方、「倉庫作るのは簡単じゃないけど、カスタマーサポートのような職種は在宅ワークもできるようにしていきたいです」と展望も語った。対象は育児中の元アパレル販売員などで、自宅で「お洋服好きを活かして働ける仕組み」を模索しているという。前澤社長は「興味ある方はRTお願いします」と呼びかけた。