マイナビは5月10日、2020年卒業予定の全国の大学生、大学院生7342人を対象とした「2020年卒マイナビ大学生就職内定率調査」の結果を発表した。
4月末時点の内々定率は、前年比6.1%増の39.3%。就活生の5人中2人は内々定を獲得している状況であることが分かった。さらに、平均内々定保有者数は、1.6社と、前年同月比で0.1社増加している。
内々定先に不満はなくても就活を続けるという人も半数以上
内々定率を文理男女別で見ると、理系男子が50.9%で最も高く、次が理系女子で42.8%。文系男子は35.5%、文系女子は32.5%だった。エンジニアの人手不足も影響してかやはり理系学生の需要が高いようだ。
内々定を保有している人のうち、就活を終了するという人は30.5%で前年同月の30.3%からほとんど変わらない結果となった。内々定先の企業が第一志望という人は32.4%、第二志望という人は24.3%だった。内々定者の約半数が志望順位の高い企業から獲得できているようだ。
一方で、内々定先に不満はないにしろ他の企業も見て回るという人が51.9%もいた。依然として多くの学生が就活を続けているようだ。