2019年F1スペインGP決勝で、フェラーリのシャルル・ルクレールは5位だった。
5番グリッドからソフトタイヤでスタートしたルクレールは、タイヤを傷めたセバスチャン・ベッテルとポジションを入れ替えて12周目に4番手に上がる。25周目にタイヤ交換を行い、新品ハードを装着。35周目、後ろから追いついてきたベッテルを前に出して再び5番手に。1回ストップを目指すなかで暫定的に3番手に上がるものの、セーフティカーが出動したため、チームは戦略を変更。リスタート時にその時点のタイヤでは後ろのマックス・フェルスタッペンを抑えきることはできないと判断、ルクレールをピットに入れ、46周目に新品ミディアムに交換した。これによってルクレールは5番手に落ちた。
■スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ
シャルル・ルクレール 決勝=5位
難しいレースだった。ファーストスティントはとてもうまくいっていたけれど、その後、苦労するようになった。ハードコンパウンドで最後まで走り切りたいと思っていたが、セーフティカーが出動したため、リスタートで厳しくなると分かった。そのため、ミディアムタイヤに交換した。
セカンドスティントとサードスティントではバランスがよくなくて、自信を持って走ることができなかった。
僕らにはやるべきことがたくさんある。トップとの差を縮めるために、全力を尽くしていくつもりだ。今週末、たっぷりデータを集めたし、この後のテストでもデータ収集に努める。
(Formula1.comのインタビューで語り)ハードタイヤに換えたのが悪い判断だったとは思わない。あれで最後まで走り切りたいと思ったんだ。でも残念ながらハードをうまく機能させることができなかった。リヤにとても苦しめられて、時間を失った。それはミディアムでも同じだったけどね。