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朝日新聞社のクラウドファンディング「A-port」、横浜市と取り組む「地域まちづくり活動を対象としたクラウドファンディング活用支援」第1弾プロジェクトを開始

2019年05月11日 10:01  Techable

Techable

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クラウドファンディングを通じて、スタートアップなどがプロジェクトを立ち上げる動きは、ここ数年で日本国内にも浸透してきた。・朝日新聞社運営のクラウドファンディング「A-port」、横浜市と共同のプロジェクトを開始国内大手新聞社の株式会社朝日新聞社が運営するクラウドファンディングサイト「A-port」は、横浜市と取り組んでいる「地域まちづくり活動を対象としたクラウドファンディング活用支援」の第一弾プロジェクトを5月8日より開始する。

先述のとおり、「A-port」は朝日新聞社が運営している。朝日新聞社がこれまで培ってきた編集力、大手新聞社ならではのメディア力を活用できるのが大きなアドバンテージだ。資金を募るプロジェクトの起案文の作成、メディアに取材してもらうためのプレスリリースの作り方など、情報発信・拡散についてもサポートしてくれる。掲載プロジェクトの多くは、朝日新聞の紙面や関連メディア「ハフポスト」をはじめ、多数の媒体で紹介されている。

サービス開始から4周年を迎えた「A-port」のこれまでの実績の一例を挙げる。「SMAP大応援プロジェクト」(2016年、支援金額39,925,936円)は、購入型クラウドファンディングでの国内最高支援者数1万3103人を達成。月面探査レースに参加した日本チームが起案者となった「皆でHAKUTOの月面探査ローバーを打ち上げよう!」(17年、支援金額33,721,029円)など多くの大型案件をサポートするなど多様な実績を残している。・共同プロジェクト第1弾の詳細は今回の横浜市との共同プロジェクト第一弾は、『世界一気軽な異文化体験「カサコの世界の朝ごはん」のレシピ本を作りたい!』。

URL:https://a-port.asahi.com/projects/casaco/
起案者 :NPO法人Connection of the Children(横浜市西区)
目標金額:100万円
実施期間:2019年5月8日~2019年7月14日
リターン:世界の朝ごはんを一緒に作る参加券など

CASACOは子ども、地域、旅人など、多世代多国籍の方々が集う場所で、様々なイベントが開催されている。その中でも一番人気の世界の朝ごはんを食べるイベントは、今年の7月で第100回を迎える。

今回のクラウドファンディングでは、これまで作られたレシピと国についてまとめ、食事から異文化を体験し、誰でも世界中の人と繋がれる朝ごはん会を開催できる、オリジナルの世界の朝ごはんレシピ本の作成を目指す。・横浜市のユニークな取り組み横浜市では、市民による自主的な地域まちづくり活動を支援するため、民間資金の調達手法であるクラウドファンディングを活用した支援事業の試行を3月から開始している。ヨコハマ市民まち普請事業(※)による整備団体と協定を締結した朝日新聞社とのマッチングの機会を、横浜市が提供する。

※横浜市民が地域の課題解決や魅力向上を図るために整備する施設への整備費の助成事業。二段階の公開コンテストで選考された提案に対して、次年度に最大500万円の整備助成金を交付

◆横浜市の「地域まちづくり活動を対象としたクラウドファンディング活用支援事業」について
所在地:横浜市中区港町1丁目1番地
横浜市長:林 文子
URL:https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/suishin/sasaeru/crowdfunding.html

地方自治体が積極的にクラウドファンディングを活用してプロジェクトを推進している点がユニーク。また、「A-port」の大手新聞社ならではの知名度やメディア発信力も見逃せない。今後の展開を注視したい。

株式会社朝日新聞社
朝日新聞社「A-port」、横浜市と取り組む「地域まちづくり活動を対象としたクラウドファンディング活用支援」第一弾プロジェクトを開始 PR TIMESリリース