アルファロメオF1のアントニオ・ジョビナッツィは、スペインGPではこれまでのような不運に見舞われることはないと考えており、バルセロナでは1ポイントか2ポイントを獲得できると確信している。
ジョビナッツィのシーズンスタートは難しいものになっている。ここまでの彼のシーズンはチームの技術的問題や状況に妨げられており、その両方が彼の走行時間を奪ってきた。
「バーレーンGPのフリー走行2回目と、中国GPのフリー走行1回目では走行できなかった。その後のアゼルバイジャンGPで、フリー走行セッションが赤旗で中断になったときには信じられなかったよ」と今週末のスペインGPを前にジョビナッツィは嘆いた。
「フリー走行は自分には合っていないから、土曜日からコースに来る方がいいんじゃないかって、冗談を言っていたよ。でも心配しないでほしい。金曜日にはマシンに乗るし、正直なところ待ちきれないよ」
前戦アゼルバイジャンGP予選で、ジョビナッツィは元F1世界チャンピオンでチームメイトのキミ・ライコネンを上回った。しかしパワーユニットに新しいコントロールエレクトロニクスを装備しなければならず、日曜決勝は17番グリッドからのスタートとなり、レースにおけるパフォーマンスは制限を受けることとなった。
問題や不運が遠ざかれば、カタルニア・サーキットでC38をトップ10フィニッシュに導くことができるとジョビナッツィは考えている。
「バクーでの予選8位という好結果は、まさに僕が必要としていたものだった。これからは週末全体を通して、強さと一貫性を発揮しようというところだ」とジョビナッツィは付け加えた。
「マシンに問題がなければ、バルセロナで初ポイントを獲得できると確信している」
しかしアルファロメオF1チーム代表のフレデリック・バスールは、もう一歩先へ進むことを望んでおり、ジョビナッツィとライコネンの双方がポイントを獲得するだろうと予測している。
「バクーでのキミ、そして特にアントニオの予選における非常に強力なパフォーマンスを思い出すとしよう」とバスールは語った。
「あれを礎にして、パフォーマンスを築き上げていくんだ。バルセロナでのオフシーズンテストでは学ぶことがあった。後に少々間違った方向に進んでしまったとはいえ、第1週目のテストは好調だった」
「そうしたことを経て私は非常に自信を持っている。2019年シーズン初めて、2台のマシンをポイント圏内に入れることができるだろう」