実業家のホリエモンこと堀江貴文さんが学校教育について、ツイッターで持論を述べた。ネットでは5月上旬から、不登校の小学生YouTuber「革命少年ゆたぼん」について賛否の意見が飛び交っている。
ツイッターでは9日、堀江さんに「ホリエモン今の時代に小学生だったら学校行ってなさそう」というリプライが送られた。堀江さんは「確実に行ってないね。当時はスマホもネットもなかったから学校行くしかなかったけど」とコメントした。
「正直あんなにつまらない場所にスマホとネットがある時代に通わされるって刑務所に通わされてるようなもんだよな。それがわかるだけに辛いよね。俺らの頃はそれしか選択肢がなかったからまだ幸せだった」
「掛け算なんて計算機で出来るじゃん」「小学校とか、なんの役にも立ってない」
堀江さん自身、刑務所にいたことがあるので、本当に実体験に基づいた考えなのだろう。しかし、リプライでは反論が多数寄せられた。学ぶことの楽しさを知るのが学校ではないかという指摘に対しては、「え?学ぶことの楽しさなんて学校で知ったことないけど」と回答。さらに「勉強きらいならする必要ないっしょ」といい、
「掛け算なんて計算機で出来るじゃん。相対性理論知らなくてもGPS使ってるGoogleマップ使えてるじゃん。それと一緒」
という。学校でしか学べないものはあるかと聞かれると「無いと思う」、自身が義務教育を受ていることを指摘されると、「スマホもネットもなかった世界だったから仕方なくそうしただけ」と回答。一貫して、
「スマホとネットよりも楽しいことなんか小学校にはないよ笑」
「あのね、スマホとネットがあって小学校行かなくてその時間をすべて別のことに使えてたら、もっとすごいことになってたと思うよ。小学校とか、なんの役にも立ってない」
と学校教育に否定的な発言を行っている。
学校で社会性を身につける意義は?「虐められて一生続く傷を負ったりしたら本末転倒」
リプライ欄ではほかに、学校に登校するメリットとして、さまざまな人間と触れ合うことで「社会性を養う」「人格形成に影響する」という点を挙げる人が多いが、堀江さんは、
「そもそもスマホとネットがある今、無作為に集められた雑多な人間と交流して社会性を養う必要があるのか?って話よ。それで虐められて一生続く傷を負ったりしたら本末転倒じゃん」
と反論。社会性を身につけること自体を否定しているわけではなく、それ以外の場でも身につけることは可能であるため「学校」にこだわる必要はないのでは、と主張している。そのため、
「だから、なんで学校じゃなきゃいけないわけ?近くで生まれ育った同い年の子供としかつるまなくなるじゃん」
と逆に「学校」に固執する方が、関係性に広がりが出ないと考えているようだ。小学校に行かない子どもについては「人それぞれ」、自分の子どもが小学校に行かなければ「親は子供の行動を制限する権限など持ってないと思っている。親ができることは子供の経済的なニーズに応えることのみ」と答えている。