2019年2月に大規模マイナーチェンジを果たしたブランドの末弟『ジープ・レネゲード』に、安全装備を充実しながらもお買い得な価格を実現した“ロンジチュード”と、力強い走りと卓越したオフロード性能を発揮する“トレイルホーク”の、個性の異なる2モデルを追加。5月18日より発売が開始される。
都市部でも扱いやすいボディサイズに、ジープならではのスタイリングと高い機能性が凝縮した『ジープ・レネゲード』は、先のマイナーチェンジでエクステリアを一新。現行ラングラー(JL型)からデザイン要素を受け継いだ新意匠のフロントフェイシアやリアコンビネ-ションランプが採用され、より洗練度の増したデザインへと進化している。
また、最大のハイライトとなるパワートレインでは、これまでFF系に搭載された1.4リッター直列4気筒直噴ターボ+乾式7速DCTと、伝統の4×4グレードに採用された2.4リッター直列4気筒自然吸気“タイガーシャーク”+6速トルコンATともに刷新され、全グレードに新世代の1.3リッター4気筒マルチエアエンジンを搭載し、出力とトルクが向上するとともに低燃費化が図られた。
2月のMC直後のラインアップでは“Limited(リミテッド)”グレードのみの展開だったが、この5月からエンジン出力や駆動方式、装備の異なる2モデルが加わり、従来どおり全3モデルから選択することが可能になる。
新パワートレイン採用の最高峰グレード“Trailhawk(トレイルホーク)”は、あらゆる路面で力強い走行性能を発揮する高出力バージョンとなり、最高出力が179PSにまで高められたハイチューン仕様のエンジンを搭載。
トランスミッションには最新式のコンパクトな9速ATが組み合わされ、駆動系にはオンデマンド方式の4WDシステム"セレクテレイン"を採用し、滑りやすい路面でも安定感ある走りを実現した。
エクステリアでも、新たにLED式のヘッドライトおよびフォグランプ、デイタイムランニングライトが採用されたほか、新デザインの17インチアルミホイールを装備。インフォテインメントシステムのUconnectに地上デジタルテレビチューナーが追加され、快適装備もさらに充実させたうえで、価格は380万円となっている。
一方の“Longitude(ロンジチュード)”は、今回のMCで安全装備が充実。高速道路などで ドライバーの負荷を軽減するLaneSense車線逸脱警報プラスや、クラッシュミティゲーション(衝突被害軽減ブレーキ)付の前面衝突警報が追加され、より安全なドライブ環境が整えられた。
また、ステアリングホイールがしっかりとしたホールド感を得られるテクノレザー(合成皮革)表皮に変更されたほか、トランスミッションにも新開発のデュアルクラッチ方式6速DDCTを搭載。新デザインの16インチアルミホイールを採用するなど装備が大幅に充実したにもかかわらず、価格は300万円を切る293万5000円と、アフォーダブルな設定とされている。
公式サイト:https://www.jeep-japan.com/renegade-bv.html