連続ドラマ『だから私は推しました』が、7月27日からNHK総合で放送される。
NHKのドラマ放送枠「よるドラ」で放送される『だから私は推しました』は、地下アイドルと出会い、「オタク沼」にはまったヒロインの姿を描く作品。ある日訪れた地下アイドルのライブで下手だがぎこちない笑顔を振りまくアイドル・ハナを目撃し、その一生懸命な姿に心打たれた30歳間近のOL・愛が、やがてハナを自分の分身として「推す」ようになり、愛したものに突き進んでいく、というあらすじだ。
「キラキラOL」を装う日々から離れ、「沼」にはまっていく愛役を演じるのは桜井ユキ。共演者には白石聖、細田善彦、松田るか、笠原秀幸、田中珠里、松川星、天木じゅん、澤部佑、村杉蝉之介が名を連ねる。脚本は『JIN-仁-』『義母と娘のブルース』『ごちそうさん』『おんな城主直虎』などの森下佳子、音楽は蔡忠浩(bonobos)が手掛ける。
■森下佳子のコメント
「若い人の若い人たちによる若い人たちのためのドラマを!」そんなとこを目標に頑張りたいというこの『よるドラ』枠。正直、「そんなところにこんなおばはんが......」となかなか戸惑ったこのお誘い。しかしながら、「地下アイドル」と「女オタ」「自己承認欲求」というモチーフはいかにも今っぽく、その奥に横たわる「青春」というテーマはすこぶる普遍的。つまり、とても魅力的。聞けばプロデューサーはNHKで一番若い人だというし......。「ここは足して2で割って若手に入っちゃえ!」と開き直り、厚かましくも関わらせていただくことになりました。今作のヒロインは人からの「いいね!」ばかりを気にして生きてきた少々頭が窮屈な女の子。そんな彼女が伸び代だけの地下アイドルと出会い、生まれて初めて人を「推す」。たったそれだけのことで、スカスカだった日々はガンガンに密度を増し、窮屈だった頭はどんどん自由になって行く。そして、その日々の行き着く先は......?笑いと涙、そして愛すべきオタクたちに彩られた2人の青春を見守ってくださると嬉しいです。