アントニオ・フォコと、フェラーリのジュニアドライバーであるカラム・アイロットが、5月14日からバルセロナで行われる2日間のインシーズンテストに参加する予定だ。フォコはフェラーリ、アイロットはアルファロメオのテストをそれぞれ担当する。
F1第5戦スペインGP後に行われるインシーズンテスト2日目には、フォコがシャルル・ルクレールの後を引き継いでフェラーリSF90を走行する予定だ。
またフェラーリは各日2台のマシンを走行させ、ルクレールとセバスチャン・ベッテルは2020年に向けたピレリのタイヤテストも行うという。
元フェラーリ・ドライバー・アカデミーのメンバーであるフォコは、フェラーリとの関係を保っておりマラネロでシミュレータードライバーとして作業を行なっている。
2015年と2016年にフェラーリでF1マシンのテスト走行をしたことがあるフォコは、2017年にはプレマ、2018年にはチャロウズからFIA-F2選手権に参戦し、同シリーズで3度の優勝を飾っている。
現在彼はイタリアGT選手権に参戦しており、AFコルセでフェラーリ488 GT3をドライブしている。
イギリス出身の有望株であるアイロットは、5月14日の火曜日にアルファロメオからF1マシン走行デビューを果たすことになる。
このふたりの若手ドライバーが指名されたことから、先月バーレーンでフェラーリとアルファロメオのテストを行なったミック・シューマッハーは、来週のバルセロナでは走行しないものと見られる。