5月8日、BMWモータースポーツは6月15~16日に決勝レースが行われる2019年第87回ル・マン24時間でBMW M8 GTEのステアリングを握るワークスドライバー6名を発表した。
2018/2019年“スーパーシーズン”から、WEC一の激戦区として知られるLM-GTEプロクラスにワークス体制で参戦しているBMWチームMTEK。
同クラスで81号車と82号車、2台のBMW M8 GTEを走らせるチームは、来たるシーズン最終戦WEC第8戦ル・マンでも初出場となった昨年と同様に、2台体制でクラス優勝を目指していく。
そんなBMWチームMTEKからシリーズフィナーレに出場するドライバーは、レギュラードライバーとしてWECを戦ってきたマーティン・トムチェク、ニッキー・キャツバーク、アウグスト・ファーフス、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタの4名。これに2018年もメンバー入りしたフィリップ・エングと、北米のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権でBMW M8 GTEをドライブしているジェシー・クローンを合わせた計6名だ。
各車のラインアップは81号車がトムチェクとキャツバークに、BMWのDTMドライバーであるエングを加えた2018年と同じトリオ。82号車はファーフス、ダ・コスタのコンビに、今季のデイトナ24時間でクラスウイナーとなったクローンが加わっている。なお、ファーフスと元BMWジュニアドライバーのクローンは、デイトナでBMWチームRLLの25号車BMW M8 GTEをシェアしていた。
「ル・マン24時間レースは世界最大の耐久レースであり、我々にとってもカレンダーのハイライトだ」と語るのはBMWモータースポーツを率いるイェンス・マルカルト代表。
「2台のBMW M8 GTEをドライブしているマーティン、ニック、アントニオ、アウグストの4人のレギュラードライバーはみな素晴らしいドライバーであり、4人とも表彰台を獲得している」
「(ル・マンではさらに)BMW M8 GTEで豊富な経験を持ち、GTレースで成功するために何が必要なのかを知っているフィリップとジェシーというふたりのドライバーが加わる。我々は来月のル・マンを楽しみにしており、今はその準備の最終段階に入っているんだ」